2025年8月29日金曜日

ピタゴラスイッチ展で脳トレ

 


















今日は娘と孫1号と私との3人で
横浜美術館で開催されている
メディアクリエイターの佐藤雅彦氏の作品展
「ピタゴラスイッチ展」に行ってきた。

正式名称は
佐藤雅彦展
新しい×(作り方+分かり方)

公式図録のタイトルは
『作り方を作る』

こう聞くとますますよく分からなくなる。

私たちの知っているところの興味の対象は
NHK Eテレで今も放映中の
「ピタゴラスイッチ」の作者の展覧会で
会場には番組で使った
本物の装置がいくつもあるということ。

会場は美術館には似つかわしくない
夏休み最後のイベントに
ここを選んだ親子の姿がいっぱいだ。

小学生3~5年生ぐらいのお子さんとママ、
じぃじやばぁばも多少はいるが、
多いのは番組を楽しんで見ている視聴者層だ。

我が孫1号はまだ2年生なので、
あまり理解できずに面白がらないかなと思ったが、
そうでもなく、
いくつか興味津々で展示を見ていた。

アルゴリズムに則った規則や定理を
身近なものを使って3次元で表現する。
数学の知識、科学の理論、
目の錯覚、時間や空間をあやつるしくみ。

テレビで見ていたころころ球が転がり、
次々といろいろな道具をなぎ倒し最後まで行きつき
「ピ」の文字が出きて終わる装置は
4パターン実際に会場に置かれていて
本物とスクリーンとに映し出され
とても面白かった。

ほとんどが撮影禁止だったので、
説明がとても難しいのだが、
番組を見た人ならすぐわかるだろうし、
佐藤雅彦が手掛けたCMなど
知らない人はいない有名なCMばかりだった。

会場に入ってすぐのところには
「計算の庭」という視聴者参加型の装置があり、
子どもや親子が並んで番を待っていた。

自分に割り当てられた「-1」「5」「87」
みたいな番号に自分がなったとして
その番号から柱にある指示の掛け算や足し算をして
最終的に「=73」にするというゲーム。

展覧会の最後に娘と孫1号もこの列に並んで
「-1」のカードを割り振られ、
いくつか足したり引いたりして
割合早く「=73」に到達した。

「=73」になるまでは台から出られないので
まず最初に大きな素数を割り当てられた人は
大変だが、どの子どもも大人も楽しんでいた。

他にもテントウ虫が高い方高い方を選んで進む
習性を使って
「テントウ虫の自己紹介」のしかけを作ったり、
バレリーナや動物の手足にポインターをつけ
その動きの動線を可視化したり。

ハマる装置は人それぞれだと思うけど
どれも種明かしに驚きがあって面白い。

佐藤雅彦という人の頭の良さと柔らかさに
感心し、
「思い込み」と「決めつけ」は
クリエイティブに最もいらないものだと思った。

夏休みの最後、
初めて学習的な展示を孫と観に行き
楽しいひとときを過ごした。

夕方6時過ぎ、
家に帰ると、
まだ生後10日位しか経っていない鳩のヒナが
巣立ってしまっていて
巣はもぬけの殻だった。

何だか孫の成長や鳩の巣立ちやらで
時の経つ速さについていけない自分がいる。






























2025年8月28日木曜日

ダイエット 時には飽食

 










8月、医者からのススメに従って
まじめにダイエットに取り組んできた。

三連休とお盆休みだった第2週はともかく
それ以外の週は行ける限りカーブスに行き、
食事もダンナはお肉でたんぱく質を摂っていても
自分は納豆ご飯にするなど
血の滲む(おおげさ!)努力をしてきた。

その結果、1ヶ月で1,5㎏くらいは体重を落とし、
それより何よりウエスト周りが引き締まった。
ついでに長年の悩み、二重顎も心なしか
シュッとしてきたような気がする。

その慢心がいけないとは思いつつ、
今日は9月にコンサートにご一緒する友人と会って
彼女が入手してくれたチケットを
事前に受け取るという名目で
ランチをすることになった。

場所は横浜のNEWoMan8階の
ミズ・カサブランカという中華レストラン。
メニューを見て良さそうだった
アフタヌーン・ティーを選んだので14時スタート。

中華のレストランで
アフタヌーン・ティーってどんなん??

普通、アフタヌーン・ティーと言えば
ケーキ類やサンドイッチ、スコーン
冷たいババロアやアイスクリームなど
洋菓子で固められていると思うが、
中華にそこまでスイーツのバリエーションは
ない。

結局、2段のプレートの上の段は
「マンゴーやブルーベリーのエッグタルト」
「金木犀の杏仁豆腐」
「揚げプリン~きなこと小豆餡のせ~」
(まるで揚げ餅)
と、中華のスイーツなれど、

下の段は
「よだれ鶏」
「油淋鶏」
「いかのジャオマソース」
と、すっかり中華の前菜メニュー。

蒸し物は
「シュウマイ」と「桃饅頭」

最後は夏場は麵類になるらしく
「金胡麻だれの冷やし中華」
と、くれば、完全に中華の王道メニューだ。

でも、不思議なビールかと思うビジュアルの
レモンの泡茶

5種類のお茶の飲み放題など
総じていえば、いずれも美味しく
珍しいお茶やスイーツなどもあったので
とても楽しめた。

何より、久しぶりに
あれも食べたいこれも食べたいの食欲が満たされ
先日のホテルのビュッフェに続いて
8月2度目の自分へのご褒美ランチとなった。

友人も夏風邪をひいて
更にこじらせたとかで
一度はこのアフタヌーンティーもキャンセルした。
しかし、今週、復活のトライで
完食していたのでめでたしめでたしである。

でも話題は「歳をとったら必要なのは筋肉」と
いう話に終始したあたり、
なかなか笑える。

いっぱい食べながらも、病気や健康の話をするのは
私たちの年齢あるあるである。

もちろん友人は私のことも案じてくれていて
脳の手術の経緯や詳細など
ひとしきり説明したのはいうまでもない。

それにしても
あの脳の手術の日から今日で丸2か月経った。

ずいぶん、前のことになりつつあるけど、
未だに立ち眩みや失神の気配が残っているのに
完全に原因が突き止められたわけではないあたり
少し悩ましい。

傍目にはそんなにカーブスに通えて
版画の彫り作業もし、
カウンセリングもしているのなら
もう完全復帰に見えると思うが、
案外、朝夕、血圧計と体重計は手放せない。

さて、明日の朝の体重計に
本日の桃饅頭やエッグタルトは
どんな結果をもたらすのか。

話は変わるが、
母鳩が巣に戻らないまま、10日が過ぎ、
生れたばかりのポッポ子ちゃんは
餓死してしまうのかと思われた。

が、しかし、何とそのまま上手に成長し
今朝、出がけに見上げると
ちゃんと鳩だとわかるぐらいになっていた。

しかも、私がアフタヌーン・ティーを終え
帰宅すると、
また一回り大きくなったかと思うほど、
体を膨らませて
巣の中で立ち上がりこちらを見ている。

黒いもしゃもしゃの毛の醜いアヒルの子は
ほんの10日で若い鳩になりつつある。

もし、ポッポ子ちゃんが何も食べてないのに
あんなに成長するなら、
私がアフタヌーン・ティーのあれだけの量を
食べて太らないはずがない。

そう覚悟しながらも
夕飯は納豆ご飯と生わかめの胡麻ポン酢と
カボチャの煮もの少々で我慢した。

さて、明日朝の計測を御覧じあれ!!



















2025年8月23日土曜日

庭木に鳩の巣





3週間くらい前のある日、
夕方、帰宅した時に玄関前のたたきに
小さな卵がつぶれて落ちていることに気が付いた。

「ん?たまごかな?」としげしげ見た後、
見上げてみると
なんと、玄関わきの金木犀の木に
鳩が巣を作っていた。

可愛い顔の鳩が巣に座っていて
こちらを見ている。

この木は我が家のシンボルツリーともいえる木で
玄関のすぐ脇に植えられており、
高さは2階の窓の上に達しているので
約5mぐらいある大きな金木犀だ。

あまりに大きくなってしまい、
玄関わきの下水口のコンクリートを壊して
根を張っているので、
近く、根から切り倒してしまう予定の木だった。

しかし、いつの間にかそこに鳩が巣を作り、
巣が小さすぎたために事故で落ちてしまったのか
理由は分からないが
可哀そうに卵は落下してしまった。

餌付けをしてまで飼うつもりはなかったので
朝夕、玄関ドアを開けて顔を見るたびに
「ポッポちゃん、おはよう。今日も暑いね」
「卵、残念だったね」などと
声をかけるにとどめ
様子を見ていた。

勝手につけた名前はポッポちゃんである。

時折、巣からいなくなっていたので、
餌でも探しにいっているのかなと思ったけど、
大体はその可愛い顔をあちこちに向けて
巣の中でおとなしくしてることが多かった。

ダンナとも
「困ったね。金木犀、切り倒せなくなっちゃったね」と
話していた3日前、
「何だかもぞもぞしてるから、
ひながかえったんじゃないか」とダンナが言うので
慌てて観に行くと
親鳥のポッポちゃんは巣にはいなかった。

ポッポちゃんが巣にいないのを幸いに
木の下においてあったガーデンチェアに乗って
巣の中を覗いてみると、
そこにはポッポちゃんとは似てもなつかない
黒っぽいもじゃもじゃの毛をしたひながいた。

「あらまあ、君が卵からかえるのを
ママはじっと抱いていたのね」と
そっと声をかけた。

人の気配を感じたからか
ひなは急に立ち上がって
「何見てんだよ!」「やる気か?」みたいな感じで
大きな口を開けて威嚇してみせた。

まだ生後3日のはずだが、
鳥の本能の凄さを見た思いだった。

「ごめんね、ごめんね」と言いながら
私はすぐに家に引っ込んだ。

それから丸1日。

親鳥のポッポちゃんは巣に帰ってこない。

てっきりポッポ子ちゃん(ポッポの子どもだから)の
餌を探しにいっているのかと思ったが、
なぜか巣に戻っている気配がない。

育児放棄か?
何か私たちが悪いことした?

よく分からないが
このままではポッポ子ちゃんは餓死してしまう。

鳩を餌付けして飼うつもりはないし、
元々、金木犀は切り倒すつもりだったけど
たまたま我が家の木を選んで巣を作った鳩には
何となく情が湧いていて心配になる。

この暑い暑い夏、
熱中症になっていないかと
やっぱり 時折
ドアを開けては巣を見上げてしまった。
今のところ、ポッポちゃんは帰ってきていない。









 

2025年8月18日月曜日

体重 vs 食べ放題ランチ

 





昨日のお昼時、
6月いっぱいで辞めてしまった陶芸倶楽部で
ご一緒していた3人の友人と会って
久しぶりにランチをした。

6月下旬、
私は頭の中に硬膜下血腫があることが判明し
急遽、入院して手術することになったので、
尻切れトンボのように陶芸倶楽部を退会した。

3人の友人の内のひとりとは
手術が決まった直後からも連絡を取り合っていたが
後のふたりにはお目にかからずじまいだったから、
突然、来なくなってしまったことになる。

自分としては
陶芸は14年ほど通い、
すでに多くの作品を創っているので、
そろそろ潮時かなという気持ちでいたのだが、
それが思いがけない形で決行された形だ。

なので、自分の中では十分、作陶したという思いが
あったのだが、
何か心残りだとしたら、
辞めることで、陶芸工房での交友関係も
立ち消えになってしまうことだった。

昨今は個人情報の問題もあって、
会員名簿が配られることもなく
よほど親しくならないとLINE交換もしないから
案外、個人では繋がっていないと判る。

なので、2カ月ぶりに同じ時間帯で作陶していた
4人が揃うと
一気に話が盛り上がり、
手術のこと、何故やめちゃったのかの理由、
現在の陶芸倶楽部の様子、それぞれの近況など
話が途切れることはなかった。

場所はAさんおススメのメトロポリタンホテルの
ランチ・ビュッフェ。
8月は北海道フェアもやっているので、
ホテル自慢のローストビーフはもちろん、
北海道ならではの食材を使ったメニューもあって
目移りする豪華なラインナップ。

こういう「食べ放題」を目の前にすると
誰しも「元は取らなくちゃ」とか
「全品、制覇しなくちゃ」などと
急に前のめりになるのが世の常だ。

しかもさすがにホテルなだけあって、
品揃えだけでなく、
材料も見た目もなかなか豪華だし、
どことなく品がある。

お水ひとつとっても2種類あり、
大きなピッチャーには
大量の氷とお水の間に
レモンやミニトマトやグレープフルーツが浮かび
見た目にも爽やかだし
飲んでも美味しかった。

そんな風に「さあ、気の済むまでお替り自由で
たんとお食べ」と誘っているのだが、
実は個人的には
ここ2週間、私には体重を落とすという
ミッションが課せられている。

内科の先生との約束で
もう一段、血圧を下げるには
「体重を少し落としてみようか」ということで、
2週間で1㎏落とすと約束してしまったのだ。

2週間で1㎏なぞ大したことないと思うかも
しれないが、
これが案外難しい。

たぶん、食事だけでは無理なので
運動も取り入れなければと、
先々週から、カーブスが開いている日はすべて
行くという
「カーブス通い込み月間」が始まっている。

先々週はなんと5回、
先週は三連休とお盆休みとで開いていたのが
12日と16日の2日間だけだったので2回、
今週は水曜日に内科に行く予定なので、
月・火・水と3回行こうと決めている。

食事もダンナにはポーク・チョップを作っても
自分は納豆ご飯にするなど
同じたんぱく質でも
カロリー控えめで頑張っている。

そんなダイエット習慣真っ最中の
ビュッフェランチ。
さあ、どうしたものか。

全品制覇は元より、どのお料理も控えめに取り
お替り厳禁、
アルコール類も禁止、
2種類のお水を味わいつつ、
中華系やジンギスカンなど高カロリーものも
手を出さずにおいた。

友人との再会は楽しく、無事にLINE交換もし、
辞めてしまったけど
また会う約束をし、失いかけた交友関係を
繋ぎとめらたことは本当に良かった。

しかし、やはり今朝、体重計の数字は
昨日の朝の数値より0,5㎏増し。

毎朝の計測の数値は「ああ無情」

今日は1日、
セッセと彫り台にかじりつき彫り作業をし、
午後は歯医者さんにいったついでにカーブスへ。

明日の朝の計測はちょっと怖いが、
食べ放題ランチと友人との楽しい会話を
楽しめたんだから良しとしよう。

それでもまだ諦めたわけではない。
あと2日で
「結果を出してみせるわ」と
固く誓う猛暑の午後であった。







2025年8月13日水曜日

お盆休みはワーカ彫りック

 









今週は三連休からのお盆休み。
中には9連休という方もいるかもしれない。

しかし、大体私の場合は
こうした世の中的に長いお休みの時こそ
仕事をしていることが多い。

なぜなら、そういう時に出かけても
人は多いしお金はかかるしで
あまりリフレッシュできないからだ。

というわけで、今週は、時折
孫のお誕生会やら友人とのランチを挟みつつ
基本、今年も彫り台の前に張り付いて
木版の彫りの作業を進めることにした。

木版の摺りは
加湿器をかけ、和紙の湿り気を一定に保ちつつ
進めなければいけないので
真夏にクーラー無しというというわけには
いかないため、夏に実行するのが難しい。

彫りならば、クーラーをガンガン効かせて
額に汗してひたすら彫るという
ガテン系の仕事なので
いきおい毎年夏は「彫りデー」になる。

そうはいっても、今年の前半は
本の出版に力を注いでしまったので
ふと気づくと彫りの作業は8カ月ぶり。

しかも、
年賀状のチマチマした彫りだったので
90×90の大きな版木を彫るのは
3年ぶりくらいかもしれない。

久しぶりだったせいか、
たまたま版木が硬い材質だったのか、
彫刻刀の切れ味がイマイチだったのか、
はたまた、歳のせいか、
原因はよく分からないが、
とにかく版木がひどく硬く
彫刻刀が重く感じられる。

以前はもう少し豆腐かのように彫れていたのに
今回は凄く右手に力が要る。

なのに目の前の彫るべき版はとてつもなく大きく
彫っても彫っても「1面クリア」にならない。

私は机の上に大きなカレンダーを置き、
予定を書き込んだり、
次の日の準備をしたりするのが常だが、
ここ数日は
その日のマスに「彫り 0,3面クリア」と
書くのが精いっぱいだった。

本当は午前午後で7時間も彫ったのだから
1日で「1面クリア」と書きたいところだが
とうていたどりつかない。

今週は熱中症にならないよう
また、立ち眩みにならないよう
水分補給を心掛け、
立ち上がる時や座り込む時などにも
注意を払っている。

先週などは5日連続でカーブスに通い、
背中や二の腕など
確実に締まったと密かにほくそ笑んでいる。
体重は0,8kgぐらいしか減っていないが
筋肉量はまちがいなく増えたと思う。

そんなマッスルウーマンな日々なのに
こと「彫り」に関しては
ひさしぶり過ぎて右手が悲鳴をあげている。

遂に今朝の夜明け前、
右手がパンパンに腫れて
痛くて彫刻刀を持つことができずに
生れて初めて腱鞘炎になった夢を見た。

50年近く木版画を彫ってきて
初めての出来事だ。

夢なのか現(うつつ)なのか分からないが
7時に起きてみたら
右手はちょっとだるいぐらいで
何ともなかった。

きっとこんな調子で彫り続けると
本当に腱鞘炎になっちゃうという
神様のお告げなのでは?

もし腱鞘炎になってしまうと
基本、痛めた手は使わないようにと
医者に言われてしまうだろうから
そうならない程度にいたわりながら
使うしかない。

何でも始めるとムキになる性格なので
自重しなさいということだろう。

昨日、テレビのニュースで
ボクシングで頭を殴られ
急性硬膜下血腫になった若いボクサーが
ふたりも立て続けに亡くなったという話題が
出ていた。

私の場合は2か月かけてジワジワくる
慢性硬膜下血腫だったし、
発見が早く適切な処置を受けられたので
何の後遺症もないし、死ぬこともなかったけど、
硬膜下血腫とは
若いボクサーが死んでしまうほどの事故
だったのかと今更ながら怖くなった。

いろいろな意味で
自分の体の声や心の声を聴きながら
なにごともやりすぎ注意
ワーカホリックも適当なところで切り上げないとと
感じた次第である。

しかし、それにしても
あのパンパンに腫れて動かなくなった右手は
ヤバかった。

夢だったのか、現実か。

私も「黄金の右手」を大切にしなければ(笑)















2025年8月10日日曜日

孫2号 5歳の誕生会












孫2号が満5歳の誕生日を迎え、
今日はそのお誕生会だった。

6月の真ん中で、娘は孫たちを連れて
紫陽花展を見に来てくれたのだが、
そのすぐ後に私の入院・手術があったので、
あっという間に月日は流れた。

何だか久しぶりに会う孫2号は
すっかりお姉ちゃんの顔になっている。

特にケーキの前であごに手をあて、
斜め上を見ているポーズなど
憂いを含んで何を考えているのやら…。

孫2号はシャイで、カメラを向けたり、
マイクを向けられると、
とたんに何も言えなくなるタイプなのは
相変わらずだけど、
彼女なりのペースで意思表示もはっきりしてきた。

孫1号と孫2号はキャラが全く違うので
戸惑うことも多いのだが、
孫2号は孫2号なりに成長していると感じる。

食欲旺盛なのは相変わらずで
パーティメニューのタコスや
キャロットラペやスペアリブなど
何でもよく食べる。

床の食べこぼしも自分で拾い集めたりする姿は
以前のわがまま放題で自己主張の激しい時期を経て
いろいろ聞き分けるようになってきている。

プレゼントの開封時には
さほど歓びを表さなかったくせに、
私たちが帰った後、
「今日の誕生会が一番楽しかった。
紫色のプレゼントがたくさんあって
嬉しかった」と言っていたとか。

私の渡したユニコーンの柄の薄紫色の
レインコートも気に入ってくれたみたいだ。

ばぁばご飯の習慣が
突如、入院することになって途切れてしまい、
7~8月はお休みになっているのは
何だか寂しいが、
久々に見る孫たちはそれぞれの日常の中で
何かを学び、感じ取り、
着実に成長していることを知って安心した。

5歳というのは男の子であれば
七五三でお祝いする歳。

女の子であっても節目の歳には違いない。

子育てにはいろいろな悩みはつきものだけど
娘たちもふと立ち止まって
年月の重みを味わい、
新たな一歩を歩んでいってほしいものだ。