ダンナが御年64歳10ヶ月にして再就職を決め、
マレーシアに飛び立つ日がいよいよ迫ってきた。
9月にその話が本決まりになり、自動車関連の工場を経営する会社の
現地社長という名目を得て、
ようやく長きにわたったプー太郎生活に終止符を打つ。
武士は食わねど高楊枝を決め込んでいた人生に一大転機を迎え、
ニューヨーク旅行の前後からにわかに現役復帰に向け動きが慌ただしくなり、
大阪本社に飛んだり、クアラルンプールに飛んだり、
また、大阪本社に戻されたり、ちょっとだけ家に戻ってはまた大阪に行ったりしていた。
が、遂に来週の月曜日の朝、クアラルンプールに向け機上の人となる。
夕べの最終の新幹線で、出発直前、横浜に戻ってきたのを、
私は運転手として新横浜駅までお出迎えし、
今日はダンナは国際免許への書き換えやら、
引越荷物をくくるための段ボールその他を買いにあちこち行ったらしい。
結局、
しがない中小企業の現地社長さんがそうそう優遇されるはずもなく、
以前の海外転勤の時の概念を度々くつがえされる厳しい門出になりそうだ。
ここ数年、趣味としてきた自転車とヨットも当分はお預け状態で
邪魔くさいことに2台の自転車は家の中に置いていかざるを得ないらしい。
幸いヨットは家の中にはないから、かなり増えたウエアが残るぐらいだが、
今回は「包丁1本さらしにまいて~♪」な感じで
最低限の身の回りの衣類や鍋釜とゴルフバックを
許容限度の90㌔目指して荷造りし、自力で運び込むという。
ヤレヤレ、初老の体にむち打って、ご苦労様。
送りだす私としては
今夜は家にストックされている大量のワインを少しでも消費するため
久々に豪華ディナーを作ってみた。
ひとりで食べる夕飯にここまで大量の料理は作らないし、
ワインもひとりでは飲まないから、週末まで限定の大盤振る舞いだ。
「鯛のグリル イタリアントマトソース添え」
「スパイシーミートパイ」
「季節野菜の甘酢漬け」
「ボストン土産のチーズ 6穀クラッカー添え」
「サクサクシナモンパイスティック」
「くるみとアーモンドとミックスベリーのオートミールクッキー」
こりゃ、これだけ食べて痩せろという方が無理。
独り身になったら絶食するぞ~。
あらためて、そう、かたく誓った私である。
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