個展2日目も無事、終了。
初日の嵐のような雨はおさまり、2日目以降はなんとか天気はよさそうなので
一安心。
2日目も大勢の方がみえ、
たくさんの再会と
初めて銀座まで来ていただいた地元の仕事仲間などで終日賑わった。
中でも中学・高校を共に過ごした友人がはるばる久喜市からやってきた。
朝イチで画廊に電話が有り、
私が会場にいることを確かめてから、出掛けてきてくれた。
ピアニストのその友人は最初からその気満々だったらしく、
ニコニコと会場の作品を眺め渡してから
「ピアノの上に飾ろうと思って」と正方形の作品『蒼い鳥』をさし
ご自宅のピアノの上の空間に、
黄緑色の背景に蒼い羽根が舞う作品を想像しているようだった。
終始、嬉しそうにしているその姿を見ていると
こちらまで幸せな気分になる。
言ってみれば我が子を嫁がせる親のような気持ちだ。
また、大学時代の同級生やら教授、所属団体の作家など、
いわゆる同業の来訪者も多かった。
かれらは皆、本職の目で作品を見てくれるわけだし、
自分にあてはめれば人の作品は多分に評価する目で眺めているはずだ。
評価できなければ、作品には何も触れずにさっと立ち去るだろうし、
評価できる時は何かコメントを残してくれる。
創っている人同士だからこそ分かる作業の大変さを思い、
エネルギッシュだと褒めてくれる人もいるし、
「『覗き窓シリーズ』いいね」みたいなコンセプトに関することを言う人もいる。
中でも芸大の教授が去り際に
「今回のメインの2点、これは凄いね」と言ってくださったのは嬉しかった。
すでに多くの方からDMに使った2点を褒めていただいたが、
還暦という歳まできて、
ようやく長い作家活動の中でこの作品を生み出すことができ、
これを残して死ねることに安堵したという気分だ。
ほんの数日前に
脳梗塞で倒れ、リハビリ中の西城秀樹が
ろれつの回らない口調で「ヒデキ還暦!」と
「ヒデキ感激!」にひっつかけた痛いジョークを飛ばしていたが、
まさにそんな感じ。
「キミノ感激!」な一瞬だった。
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