台風の影響で1日順延して、初孫のお食い初めが我が家で行われた。
孫には先月下旬に会っているのだが、2週間も離れていると禁断症状が出て、
無性にあのふにゃふにゃすべすべした柔肌に触りたくなる。
今日で生まれて100日とちょっと。
首がしっかり座り、足のつっぱりも強くなって、
何か話したり、笑ったり、目つきに意志のようなものも感じる。
とはいえ、まだまだ赤ちゃんなので、
あやして笑うほどコミュニケーションがとれるわけでもなく、
お食い初めのお膳を前に、フォトジェニックに微笑むというわけにはいかない。
1週間ぐらい前から、何度となくスーパーやデパートに通い、
揃えた食器や食材で、作った料理は写真の通り。
ネット検索で、定番のお正月料理のようなものを作ればいいと知り、
作ってみた。
メインは祝い鯛の塩焼き。
お膳は紅白包みなます、かまぼこ、筑前煮、黒豆、栗入り赤飯、
蛤と手鞠麩の吸い物。
そして、懐石料理ではないが、鶏もも肉の香味あんかけ。
食後にはお抹茶と金沢のお菓子で『友禅ごろも』
(白玉ぜんざいはお腹がいっぱい過ぎてパス)
ラストは娘夫婦が買ってきてくれたフルーツ大盛りケーキと紅茶。
お昼の12時、ダンナが駅前まで車で迎えにいき、長女夫婦とベイビー、
そして、次女がいっぺんに我が家にやってきた。
まず、娘ふたりはお食い初めのお膳を見て、歓声を上げ、拍手。
そして、やおら、スマホを取り出し撮影会だ。
どうやら完璧主義の名に恥じないようにと頑張った甲斐があったようだ。
ザ・日本の料理って感じでまとめてみたけど、
私としては「自分の娘達の時にさえしなかった行事を楽しんでやりました」という感じ。
それは祖父母の代だからこその余裕かも。
子育て世代は過中にあってそれどころじゃないものね。
みどり児が生まれて100日。
早いようで、結構、毎日大変だったろう。
昔はここまで育つとやれやれと思ったからこその100日のお祝いだ。
今までとはがらりと変わった生活に若いふたりも少しずつなじんで、
赤ちゃん中心の生活に慣れてきたみたい。
時々はこちらにも成長ぶりを見せてもらって、
小さな命の輝きのもたらす歓びと癒しをお裾分けしてもらおう。
そのためにばぁばは黒豆も煮るし、お赤飯も炊きますよ~。
もうすぐ離乳食が始まるというから、
お食い初めの口につける真似ごとじゃなくて、
本当に食べる日もそう遠くはないだろう。
日本の食文化の良さを伝えるのは、私の役目と、
頼まれてもいないのに密かに心に誓う『孫のお食い初め』であった。
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