毎日、今にも雪が降り出しそうなぐらい寒いし、
曇り空のしょぼい天気が続いている。
しかし、そんな曇天こそ、版画の摺り日和。
本当は雪でも雨でも降っていた方が、湿度という点ではベターだが、
太陽の光が強烈に窓辺に射し込んでいるよりはいい。
92×92㎝の大きな作品の2点目。
1月下旬に摺ったものと対の作品だ。
今回の作品は画面に配置されている帯締めは結ばれていない。
流れるような絡まるような動きのあるデザインになっている。
この帯締めは男女を表していて、
見る人が深読みして楽しんでもらえたらと思っている。
となるとタイトルも重要になってくるが、
それは目下、思案中。
摺りながらいろいろ考えているが、
発表する前、額装する段階までに決定しようと思う。
1度に4枚の和紙を湿して、
一昨日の午後から摺りスタート。
当然、その前の日に絵の具の調合をし、夜には紙を湿した。
(あの日は怪しいハガキが届いた日で、
一時は本摺りなんてしている場合かと思ったけど・・・)
摺りの初日は午前中に絵画教室、
2日目の午前中は整体と、出掛ける用事が入っていたけど、
かえってその方が、集中力の続く4~5時間ずつの作業になり、
気分的にも体力的にもいいのかもしれないと感じた。
3日目の今日はさすがに何の用事も入れず、
朝から最後のパートまで摺り続けた。
午後2時半ぐらいにすべての摺りの行程を終了したので、
後の水張りや後片付けのことを考えたら、
この3日方式は悪くない。
細切れに強制終了をせざるを得ないことによって、
集中力の欠如によるミスもなかったし、
間を開けることで、絵の具の落ち着きも得られたので、
いいことづくめだ。
ただし、その間、何度かやってくる食事作りの時間がストレスで、
こんな時は店屋物とかお弁当で済ませられたらいいのにと
心の底から思うが、我が家の文化にはそうした選択肢はない。
まあ、とはいえ、無事に4枚の本摺りが仕上がったので、
今夜はビールかワインでも飲みながら、
ステーキ・ディナーのつもりだ。
昨日、整体で受けた、初めての『美容鍼』
せっかく、鍼のお陰で少しシュッとなったフェイスラインが、
またまたうつむきっ放しの体勢で血流が悪くなって、
元の木阿弥かしらと心配していたが、
何と何とリフト効果は続いている。
これから数週間、週一で美容鍼の施術を受けることになっているので、
そちらのご報告は改めて。
とにかく無事の本摺り完成、
お疲れ様と自分をねぎらおうと思う。
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