2020年12月28日月曜日

おせち準備 第1弾

 














クリスマスも終わり、
暮れの大掃除も終わったので、
いよいよお正月のおせちの準備に取り掛かろうと思う。

おせちの準備で最初に取り掛かるのは、
「松前漬け」である。

おせち料理として何を準備するか、
ます、作るもの、買うだけのものに大きく分ける。

買うだけのものは、
紅白かまぼこ、こはだ、伊達巻ぐらいのものか。

大体のものは作るのが常だが、
作るものにはどれがどのぐらい時間がかかるか、
元旦にベストな状態で出すためには、
逆算していつから作り始めればいいのか、
そんなことを計画するところからおせちづくりは始まる。

本当は何十年来、お餅を餅つき機でつくというのも
例年の作業にあったのだが、
昨年末、餅つき機に不具合が生じ、
新たにまた、餅つき機を買う闘志がわかなかったので、
今年からはお餅はのしもちを買うことにした。

家族が4人揃っていた時と違い、
餅を大量に作っても、
お正月には食べきれず、
毎年、持て余していたというのがその理由だ。

私が住んでいる地域には
その餅の腰の強さで売っている和菓子屋さんがあり、
毎年、長蛇の列をなして、
その店ののしもちを求めるお客さんを知っていた。

今年からはその列に加わることにしたのだ。

その店のすぐそばには魚河岸という名の
個人店の魚屋さんがあり、
こちらも暮れには入場制限がかかるほどの賑わいをみせる。

その2店に狙いを定め、日曜日の昼頃、車を出すと、
幸いにもというか、狙い通り、
比較的空いている状況で入店できた。

そうして、入手できたのが、
つきたてののし餅半升と愛媛県産の鯛1尾。

つきたての餅は、まだ柔らかくて切ることができないので、
1日待って切り分け、冷凍庫に。

グリルに入るギリギリの線を狙って求めてきた鯛は
まず、うろこを取り、内臓を出し、
軽く塩をして、オーブンペーパーにくるんで、
ビニール袋に入れ、パーシャル室で寝かす。

生の魚なので、
冷凍庫に入れてしまってはもったいないので、
こうすれば、鮮度を保つことができる。

お餅も鯛もいかに元旦までいい状態を保持するか、
お店の女将さんにそれぞれ教えてもらった。
個人店ならではの買い物ができ、
大満足だ。

暮れの30日とか31日に買い物に行ったのでは、
すでに売り切れていることも考えられるので、
こうして4日も5日も前に購入しても、
元旦にベストに持っていく知恵があることは、
本当に素晴らしいといえる。

そして、次は亡き母から教えてもらって、
40年近く作り続けている「松前漬け」だ。

件の魚屋さんで求めたスルメイカ2杯、
利尻昆布と京人参、
それらをひたすらキッチンバサミで細く切る。

料理酒よりはいい日本酒としょうゆ8:2の割合で、
具がひたひたになるぐらいまで注ぎ入れ、
容器に漬け込む。
3~4日で食べごろになる。

ただ、それだけのシンプルな料理だが、
母から伝授されたころは日本酒としょうゆは5:5だったし、
スルメイカも5ミリ幅ほどあった。

それを毎年作るうちに、やや細めに切るようにし、
お酒の量を大量にし、
するめが膨潤した頃を見計らって
少ししょうゆを足すなど、
自分なりの工夫をするようになった。
(3ミリに切っても、膨潤すれば5ミリになるので)

すでに機械で切ってある「松前漬キット」もあるが、
すべてが細すぎ、昆布でヌルヌルになるから、
指が痛くなるが、キッチンバサミで
1本1本切ったするめの美味しさには遠く及ばない。

漬け込むには磁器の器が適してるので、
私は写真のうさぎさんのキャセロールを愛用している。
毎年、キッチンのテレビの棚の上で、
3~4日、静かにうさぎさんがするめを温め、
食べごろにしてくれている。

日本酒のあてにこれほど合う肴はなく、
我が家のおせちにはかかせない一品である。

次は数の子の塩出しか、
黒豆を煮たり、小豆を煮たりはまだ早い。

その昔、せっかちな私は早々に黒豆を煮て、
31日の朝、鍋の中で黒豆が泡を吐き出しているのを
発見したことがある。
煮た黒豆を腐らせたのである。

結婚して最初に迎えるお正月の失敗だ。

そんな昔を懐かしみながら
ここ数日の
残りの買い物と料理の段取りを考える年の瀬である。

もういくつ寝るとお正月~!!

















0 件のコメント:

コメントを投稿