2021年4月13日火曜日

個展スタート

 








4月12日
遂に個展の初日があいた。
暖かな晴天に恵まれ、いい幕開けだ。

この日のために誂えた杏色の紬と
ナント木目の柄の作家物の帯。
春らしい若草色のちりめんの帯揚げに
抹茶色と柿色がグラデになっている帯〆。

木目の帯を〆て作品と一体化してみた。

朝10時40分、
画廊に到着すると、1日だけお手伝いをお願いしていた
友人が早くに着いていて
スタンバイしてくれていた。

大きな箱で届いたアレンジメントや胡蝶蘭を
箱から出して、
会場のコーナーコーナーに配置する。

そうこうするうちに
続々と友人もやってきて、
初日は想像していた通り、
どなたからお声をかけたらいいのやらと思うほどの
盛況ぶり。

皆さん、個展初日と誕生日が重なったことをご存じで
お祝いのメッセージをたくさんいただいた。

Facebookのタイムラインにも
見知らぬ方も含めて沢山のメッセージが届いているので、
そのひとつひとつに返信を書くだけでも
大わらわだ。

会場が密にならないように気をつけてはいるが、
開場になった11時台はお客様があふれ、
皆さん、久々の銀座、久々の再会に
おしゃべりが止まらず、
あっという間に賑やかな声が
会場にあふれた。

中でも一番ウケたのが
今回、最後に撮影したプロフィール写真と
制作風景を1冊にまとめたアルバムで、
とりわけ、プロフィール写真には
皆さんから一様に驚きの声が上がり、
場の空気が盛り上がった。

ワイのワイのの大騒ぎになっているところに
午後1時頃、フォトグラファーのH氏が登場したので、
その大騒ぎは頂点に達し、
「みなさ~ん、絵も観てくださ~い」と
お願いするほど、
プロフィール写真は大人気だった。

結局、お客様が多過ぎて、
初日は人物の入った記念撮影はできずじまい。

作品も小品が4枚売れただけで、
すっかりプロフィール写真に
話題をもっていかれた初日となった。

自分が修正なしで美しく撮れたのは嬉しいけど、
想定以上の人気になったアルバムに
ちょっと嫉妬心が芽生えたほどだ。

今週は火曜日と水曜日が雨だとか。
週の後半は晴れそうなので、
そこでまた着物を着ようかとあれこれ考えた。

久しぶりに個展を開き、
お祝いや応援など、
私を取り巻く温かい声が届いて、
心から歓びが湧いてきた。

絵にはもちろんスポットライトが当ててあるが、
自分にもスポットが当たっている気がして、
コロナで閉じ込められていた気分が
解放されるのを感じた。

2日目以降、
どんな再会と新しい出会いが待っているのか、
毎日、銀座の女を演じながら、
存分にエンジョイしよう!











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