4月半ばから、ブログをアップせずに半月経った。
この間、本の執筆作業が佳境を迎え
私はパソコンの前にかじりついていた。
本来、本は2万語から2万5千語を目指して
書くように言われていたのだが
あまり、いくつになっているのかカウントせず
目次建てに沿って書きたいように書いたら
終わってみたら6万2千語に膨れ上がっていた。
約3冊分の本の量を書いてしまったことになる。
その紙原稿をパソコン上のドキュメントに
打ち直す作業に手間取り、
肩はパンパン目はしょぼしょぼだ。
娘たちがパソコン作業の後に
首やら肩やら目やらが大変だというのを
身をもって体感した。
脈も相変わらず飛んでいるので、
時折、ふらついて脳貧血を起こしそうだ。
しかも
同時に、今回の本をペーパーバックでも
出版することになったので、
そのための表紙や本扉、中表紙、イラストなど
誰にどんなものを頼むのか
ラフデザインを自分で起こす作業もあった。
結局、兵庫県に住む女性のデザイナーさんに
発注することにしたので、
申し込みをしてから、やりとりも何度かした。
今はどこに住んでいようと
こうして対面せずにお願いできるので
本当に便利な世の中だ。
しかし、そのためにはZOOMミーティングに
対応して、ネットと宅急便などを併用しながら
臨機応変に交渉するスキルも必要だ。
そして、いよいよゴールデンウィークに突入。
前半は次女が里帰りした。
基本、まったり実家で過ごすのが通例だが
お腹がすくのは休みの日も同じ。
というわけで、昨日は映画を観て
その流れで大船に出てお肉を食べることになった。
映画は『教皇選挙』
いわゆる「コンクラーベ」の内実を描いた作品。
時を同じくして
4月21日、現在のローマ教皇フランシスコが亡くなった。
ヴァチカンではただちに葬儀の準備が行われ、
数日間、木製の棺に納められた教皇は
一般の信者の追悼を受けられ、
一昨日、葬儀が行われた。
これから、ヴァチカンでは
次期教皇選出のための選挙が行われる。
映画はまさか本物のローマ教皇が亡くなるとは
予想せずに、
少し前に封切られ、好評を博していたが、
封切中にフランシスコが亡くなったせいで
もうそろそろ終わるのかと思っていた映画も
大入り満員だった。
私達は最前列のかぶりつきの席しか取れず
終始、見上げての鑑賞だったが、
映画の内容は最後の結末が予想外で
とても良かった。
内容はイタリアのすぐ隣にあるヴァチカン市国
ゆえ、世界中から枢機卿が集まってきて
次期教皇を選出するといっても
やはりイタリア人はイタリア人の教皇を
次はと期待している。
(現在はアルゼンチン出身の教皇だった)
しかし、キリスト教信者は世界中にいるわけで
コンクラーベには100数名の枢機卿が
候補になり集結し、投票による選挙は行われる。
選挙は全体の3分の2の得票を得る人が出るまで
何度でも何度でも投票が繰り返されるのだ。
そこには当然、宗教者であっても
欲のぶつかり合いがあり、
許されない過去の過ちが暴かれたりもする。
人に言えない秘密を抱えた人もいる。
そんなこんなのドロドロの心理劇を
目の前に迫る大きなスクリーンで観た後は
どんな世界にもこうした闘争はあるんだなと
つくづく感じつつ、
とりあえず、私はカーブスでひと汗かいた。
その頃から、外は大雨になったが
バスに揺られて大船に出て
「夜は肉肉しいものが食べたい」という
リクエストに応えて
「TORAのお肉屋さん」へ。
ダンナもそこからは合流した。
ステーキとハンバーグで有名な
ハングリータイガーの系列店だ。
いちぼとかメガネなる聞いたことのない
牛の部位のお肉とラム肉
カマンベールとエビのアヒージョや
不思議なポテサラや牛筋の煮込みなど
カロリーの高いものばかりがっつり食べて
帰ってきた。
人は聖職者であっても
欲望はあるし、
ダイエット中であっても
誘惑には勝てないのだということを
1日で痛感しながら
ゴールデンウィーク前半が終わろうとしている。