先日の「アラジン」に引き続き、
今日は「ライオン・キング」を観に行ってきた。
もちろん吹き替え版ではなく、英語版を選んだ。
私にとっての「ライオン・キング」は
大昔に観た劇団四季によるミュージカルの舞台の素晴らしさに始まる。
動物のいってみれば着ぐるみなのに、
あの動物たちの特徴をよくつかんだ形態とクオリティ。
楽曲の素晴らしさ。
物語のもつ力強いメッセージ。
そうしたものが何十年も経っているのに、
ありありと思い起こせるし、
あのワクワクした気持ちは昨日のことのようだ。
その物語を、「超実写版」で映画にしたという。
実写でも、アニメでもなく、「超実写版」とは何ぞや。
予告編を観ているので、
大体の雰囲気は分かっていたのだが、
実際には本当に驚きのリアリティと迫力だった。
この映像美を目的に観に行くだけでも価値があると思う。
どうやってあれを撮っているのかとか、
CGはどこにどう使われているのかみたいな
技術的なことを勘ぐる必要もないほど、
リアルで自然な感じで、アフリカの草原にいる動物に
人の命とキャラクターが吹き込まれている。
また、私がこの映画を英語版で観た大きな理由のひとつは、
私の英語力でどの程度理解できるかということがあったのだが、
それも6~7割は聞き取れた。
「アラジン」の方が分かりやすかったけれど、
「ライオン・キング」における英会話も結構聞き取れ、楽しむことが出来た。
今までなら、気づかなかった言い回しが分かったり、
そういう言い方をするんだなんていう発見は、
英会話のレッスンを受けている賜物と言えるだろう。
歌の楽曲はすでによく知られた曲がほとんどで、
しかも今回はビヨンセとドナルド・グローヴァーというグラミー賞コンビが
歌っているので、迫力満点、ノリノリで楽しかった。
惜しむらくは、シンバが成長してからの声が
ちょっと大人っぽ過ぎて、イメージに合わなかったぐらいか。
他の声はそれぞれのキャラクターによく合う声で、
感情移入しやすかった。
たぶん、日本語吹き替え版の方は
夏休みの子ども達で溢れかえっていると思うが、
英語版の方のお客さんは幅広く、
50~60代ぐらいのおばちゃんも結構いたし、
大人がほとんどで違和感なく観ることが出来た。
(子どもと母親に挟まれて観るのは、案外切ない)
決して子ども向けの映画ではないということだろう。
特にネコ科好きにはたまらない。
今、自分の家のペットをシンバのように抱き上げて、
SNSにアップするのがはやっているが、
その気持ちは良く分かる。
父が注ぐ息子への愛、
やんちゃな息子の可愛さと手を焼くどうしようもなさ。
今、小さな息子に振り回され、
手を焼いている親御さんはたまらない気持ちになるだろう。
いろいろな角度から楽しめる「ライオン・キング」
この夏のオススメである。
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