90日間の「スマホ留学」という英会話レッスンが、
8月14日に遂に終了した。
毎朝7時にその日のレクチャー動画が送られてきて、
それを先ず見て、ノートを取って、
その日の分の文章6文を何度も音読して、
スマホの録音機能を使って録音し、送る。
それに対して、3日に1度、フィードバックが返ってきて、
自分の発音の悪いところを修正する。
この作業を90日間、欠かさず行ってきたので、
今は「塩原ロス」
(講師の先生が塩原先生・男性30代後半・イケメン)である。
その90日間の最後の宿題として出されたのが、
「自己紹介動画を作って送ること」である。
本当はBefore、Afterにするのが目的なので、
レッスンを始める前にも、つたない自己紹介を撮って、
送らなければならなかった。
しかし、その勇気が持てず、
人のBefore、Afterを見て、笑える~などと思っていたのだが・・・。
Befoerは撮らなかったものの、
Afterは撮って送って、ぜひともフィードバックをもらいたいと思い、
数日前から、原稿に着手した。
できれば、この90日間で学んだ英語表現を入れたい、
最初に表明した「木版画を外人に英語で紹介したい」という内容は
もちろん盛り込みつつ、
趣味の茶道や陶芸、着物についても話したいと、
徐々に原稿が長くなっていった。
どんなに長くなっても、見ながら原稿を読み上げるのなら出来そうだ。
しかし、スマホを片手に持って、
斜め上のポチッとした穴を見つめながら、
笑顔で、
原稿は見ずに、
スラスラと英語を話すのは想像以上に難しい作業だった。
動画を回している間中、
スマホの画面に写っている自分は見ることが出来ない。
徐々に手が下がってきているとか、
フレームから自分がはみ出していないかなど、
見ないで察知しながら、微修正を加えなければならない。
しかも、最初のスタートボタンを押す時、
真面目な顔をしているとそれが写るので、
最初から液晶の外の小さな黒い穴を見ながら、
笑顔を作って、右手でスタートボタンを押す。
終わるときも同じで、
最後にボタンを押して、切るまで、笑顔でいないと
それが写ってしまう。
更に言えば、私は着物も大好きで自分で着られるから、
それも日本文化のひとつとして紹介したいという内容なので、
着物を着ている。
写っているのは首に近い胸元だけなので、帯は写っていないが、
締めていないわけではないので、
脇の下がホールドされていて、腕の可動域が狭い。
それでなくても短い左手を目一杯伸ばしてスマホを掲げ持ち、
そのスタートボタンに向かって、今度は右手を目一杯伸ばして
押しに行く。
そりゃ、笑顔も引きつるわ。
そして、ビデオが回り出したら、笑顔をたたえたまま、
スラスラ覚えた英文を、正しい発音で言わなければならない。
こんな姿をダンナにだけは見られたくない。
そう思って、早朝からゴルフに出掛ける今日を、
撮影日と決め、
段取りをしてきた。
先程、無事、撮影は終了。
10回は取り直して、まあまあなものが2~3撮れたので、
力尽き、着物を脱いでしまった。
後で、中でも1番いいと思われるものを送ろうと思う。
アメリカ人のボーイフレンドと英語で話せるようになりたい。
その一心が、長年、見て見ぬ振りをしてきた英会話レッスンへの
一歩を踏み出させた。
そのボーイフレンドとはもう連絡はしていないのに、
なんと健気な女だろうか。
自分の中にそんな健気さを発見し、
また、よしやってやろうじゃないかという負けず嫌いも健在で、
嬉しくなる。
実際はとんと使う具体的なシチュエーションはないのが現実だが、
何かに一生懸命になっていないと駄目な人間だと再確認し、
次なる目標を打ち立てねばと思う今日この頃。
まずはどんなフィードバックをいただけるか楽しみである。
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