2020年の元旦を迎えました。
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
年明けは毎年、
手作りのおせち料理でお祝いです。
家族3人、
つつがなく2020年もスタートを切れたことに感謝し、
よい1年になることを願って、
ひとつひとつのお料理に箸をつけ、いただきました。
次女は大晦日の夕方から実家に戻り、
いかに年末に至るまでの数ヶ月が過酷だったかを語り、
とても心身共に疲れている様子でしたが、
年があらたまり、
気分一新、仕事に遊びに取り組んで欲しいと願っています。
シングルウーマンとしての今後には
あまり親として言及することは控え、
見守ることにします。
心理カウンセリングで毎度、クライアントさんに言っているように、
「なるようになる」
「なるようにしかならない」のだから。
ちなみに今年のおせちの出来はというと、
「黒豆」は
銘柄を変え、グレードをアップしたにもかかわらず、
皮のむけた豆がいくつかあったのが残念と思っていたけど、
ふっくら美味しく炊きあがり、大好評。
もちろんしわひとつない艶々の仕上がり。
「アーモンド田作り」は
素材を生協の提供する生産者のわかるものに変更し、
やや小ぶりながら品質はよさそうだと思っていたら、
確かに上品に仕上がった。
アーモンドの炒り具合がやや行き過ぎたかと思ったけど、
からめた飴との相性もよく、合格。
「ゆず大根」と「なます」は
使用した中太大根がとても瑞々しく大当たりだったので、
素材の良さを活かし、さっぱりと仕上げ、
安定した美味しさの一品に。
なますの中には京人参を使用し、
紅白のコントラストが鮮やかで雅な感じ。
「松前漬」は
昨年のするめの大不漁を受け、入手が困難だった上に、
切りながらつまんだら異様な塩辛さにビックリ。
漬け込む汁をほとんど日本酒にし、醤油を控えたお陰で
何とか例年通りの味に落ちついた。
これがないと我が家の正月は始まらないので、
一安心。
「数の子」は
実はかなり前に仕入れ、クリスマスが終わると同時に塩抜き開始、
30日からだし汁につけ込んだ。
毎年、塩の抜き加減が難しいが、
ちょうどいい塩梅に出来上がり、
歯ごたえしっかりのいい数の子で、おせちの華。
「筑前煮」は
やはり正月のおせち料理には欠かせないが、
いつも大量に作って作りすぎを指摘されているので、
今年はすべての材料の分量を制限し、
2回ぐらいで食べきれる量にした。
仕上がりはいつもどおりに出来上がり、
ねっとりしたさといも、干ししいたけ、竹の子、人参、ごぼう、鶏肉など、
京風の焚き物より、筑前煮の方が味が絡まって美味しい。
「茶巾絞りの栗きんとん」は
我が家では不評の一品なれど、
ビジュアル的には欲しいところ。
なると金時を茹で、練ってあんをつくり、栗を包んで茶巾に絞り、
さいごに金粉をのせ、いと美し。
自己満足の一品を漆の菓子器に盛り、
ひとりご満悦。
メインの「鯛の塩焼き」は
暮れの28日には買い求め、一旦冷凍し、
大晦日の夜、台所中にうろこを飛ばしながら下処理した。
元旦の朝、みんなが寝ている内に焼いたもの。
今年の鯛は身が厚く、
ふっくらして、沖縄のさんご塩の塩加減もうまくいき、
絶品だった。
手をかけたものも、
かまぼこや伊達巻など、そうでないものもあるけど、
いずれも美味しく出来上がり、
2020年のおせち料理もめでたしめでたし。
これがないと1年が始まらない。
また、料理に明け暮れる新しい1年が始まる。
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