2020年9月28日月曜日

箸置きと取り皿






いつもは土曜日の午後に通っている陶芸工房に、
今日は月曜日だが振り替えて、特別に作業させてもらった。

工房には先生しかおらず、
12時から4時半まで、
ほぼ二人とも無言で、黙々と釉薬をかける作業をした。

先生は先生で、
9月に大勢押し寄せた体験教室の人が作った器を
削って形を整え、素焼きをする準備に余念がない。

体験教室を受講した人は
手びねりか電動ろくろで、土を器の形にするところだけを
体験するのであって、
器として使えるようにするには
そのあと、高台を削り、素焼き、釉がけ、本焼きと
いくつもの工程を踏むことになる。

その後の工程は、すべて先生が行うので、
体験から約1か月後に釉薬がかけられ
器になった自分の作品と対面した時には、
「え、これが私の作ったあの時の湯飲みとお茶碗ですか」
みたいなことになる。

手で作り出すものは
おおかたこのようにめんどくさい工程を経て
ようやく出来上がることが多い。

しかし、大概の人はそのめんどくさい部分は知らないまま、
「陶芸って楽しい!」などと感想を述べ、
残りの工程を先生がしてくれたにも関わらす、
自作の湯飲みと茶碗を友達に自慢したりするのだろう。

私が今日、釉薬をかけた器たちも
そのほとんどが友人からの受注作品だ。

取り皿10枚、箸置き10個というのが、
その友人からの注文で、
デザインは任されているが、
取り皿の大体の大きさと色は白でということが指定されている。

箸置きは以前、残りの土で遊びで作ったキャンディ型の箸置きを
ひとつしかないのに買ってくれたのだが、
気に入ったので、
同じものを10個作ってほしいというのが今回の注文だ。

他にも以前買った大鉢を娘に持っていかれてしまったので、
似ているものをまた、作ってほしいという
リクエストもきている。

ここ数か月、友人たちの注文やらリクエストに応えることに、
少し疲れてきたので、
今回の受注作品をもって、
しばらく注文で器を作るのは控えようと思っている。

そこには
やはり、体験の人が最初の成型部分しか体験していないのに
「私、陶芸体験に行って、この湯飲みとお茶碗作ったのよ」
みたいにすっかり作った気になっている、
それに似た感じが、友人達からも感じ取れるからだ。

街で売っている器のほとんどには型がある。
手で成形するものも
職人が同じ形を毎日毎日制作しているから、
大量生産することができるわけで、
値段も安価におさめることができる。

それに比べ、
たまに工房に通って作る
手びねりの器のなんと時間と手間がかかることか。

それをとても喜んで、待ち望んでくださっているのは
ありがたいことだが、
それなりの金額をいただいている以上、
形のゆがみや、釉薬のムラ、大きさの不揃いなど、
なくて当たり前と思われていることが、
私にはそろそろ重荷になってきている。

版画も製作時間が半端なく長い。
陶芸作品も出来上がるまでに、いくつもの工程が必要だ。

そして、いずれの作業も肩が凝る。

最近、自分が太ってしまって、
痩せようと思っているのに痩せられないのは、
肩こりが大きな原因のひとつだとわかった。

相当、忙しく動き回っているのに、
ちっとも痩せる気配がない。
特に上半身のボリュームが右肩上がりで、
何を着ても、どの写真を見ても、
自分の迫力とボリュームには驚くばかり。

いっそライザップでも申し込もうかと思ったのだが、
はたと肩こりゆえに血流とリンパの流れが滞り、
太りやすい体質になってしまっていると理解した。

今も肩甲骨周りに痛みを感じつつ、
パソコンに向かっているが、
この姿勢こそがいけないのだと実感する。

幸い、昨日、偶然にyoutubeで
整体院の先生が作った
「肩甲骨はがしをして、痩せ体質を手に入れよう」という
動画を見つけた。

さあ、季節は秋へと移り、
過ごしやすい気温になってきた。

自粛太りに決別する決心をして、
行動を起こそう。

1日1回2週間、
その動画を見ながら、体操をすることで、
「馬肥ゆる秋」に
本当に痩せ体質を手に入れ、痩せることができるか。

ブログに書くことで、
ちょっと自分を追い込んでみようと思った
中秋の名月の3日前。

仕上げを御覧じろ!
乞うご期待!

また、ご報告させていただきます。



 

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