10月31日大安、伊勢山皇大神宮にて、
ふたりの孫の七五三とお宮参りをした。
お天気は俗にいう「1円天気」
崩しようがない上天気である。
朝早くから、それぞれが準備して、
朝10時半にお神社で集合した。
我が家で着付けした時にはリラックスしていた志帆も
美容室で髪をアップにしてもらい、お化粧を施し、
神社に何組もの七五三の晴れ着姿の子供たちを目にして、
ちょっと緊張の面持ちのようだ。
お神社では11時の回のご祈祷をしていただいた。
今日は3歳5歳7歳の七五三のお祝いと、
お宮参り、結婚式も2組重なって、
伊勢山皇大神宮は満員御礼だ。
志帆はご祈祷が済み、記念撮影をする頃には
あまりに周囲から「可愛い」「可愛い」とほめそやされ、
笑顔で写真に納まることを要求されて
少しお疲れのご様子。
確かに3歳児にとっては、
着物もさることながら、
足袋も草履も履きなれないから、
きっと疲れたことだろう。
そのあと、場所を変えて、
みなとみらいの和食「美濃吉」に移って、
昼食の懐石料理をいただいたのだが、
途中で、ベイビーの起きたタイミングを見計らって
「お食い初め」の儀式を挙行。
いつもなら家にいて、静かにすごしている乳児の
睡眠と授乳とオムツのタイミングを
見計らっての移動や行事なので、
そう計画通りにはいかない。
しかし、3歳児と3か月の乳児相手に、
大人がご機嫌伺いしつつも、
3つの日本の伝統行事を
つつがなく執り行うことができたことは
奇跡的といってもいいだろう。
お食事処に移って、少しして、
志帆は着物から洋服に着替えたので、
すっかりいつものお茶目な志帆に戻り、
しっかり食べ、快活におしゃべりし、
お食い初めの食べさせ役の順番にも加わって、
十分、楽しんでいる様子だった。
大量の写真から、
二人とも大きくなったら、
日本の伝統行事の王道にのっとって、
七五三とお宮参りとお食い初めをしてもらったことを
感謝する日がくるだろう。
1日にまとめて、
あれもこれもとこなしたので、疲れたけれど、
やはり日本人に生まれたからには
日本の伝統行事は外せない。
親から子へ、子から孫へと
真っ赤なおべべが引き継がれ、
長い年月が時空を超えてよみがえる。
生れてくれた喜びと、
育ってくれた歓びが、
幾重にも重なって、ばぁばの胸にも迫ってきた。
コロナ禍の中で、
自由に人と会ったり、会食したりできない年に、
こんな風にお祝いの行事を行えたことは、
本当に良かったと思う。
当人たちは大人に振り回されて疲れただけかもしれないが、
いつか、この大安吉日、
秋晴れの晴天に思いを馳せる日が来るだろう。
もちろん、ばぁばの思い出のアルバムにも
たくさんの写真が残ることになった。