日曜月曜と本摺りに明け暮れ、
体はズタボロなのに、
情け容赦なく「ばぁばご飯」はやってきた。
しかも、午前中にカウンセリングまで入っており、
悩める子羊が
「私、うつっぽいです」とかいうのを
なだめすかし、
「自己肯定感を上げるために自分を褒めて」と
言葉をかけた。
本摺りの次の日に、
カウンセリングとばぁばご飯作りに行く私も
誰か褒めてほしいわ、まったく。
と、ぷつぷつ言いながら、お昼の電車に乗り、
娘(ママ)の家まで出かけた。
今日はママもトトもリモートで家にいたが、
私はリビングダイニングに籠って
ひたすら調理。
本日の献立は
「鮭の黒胡麻フライ」
「チーズ・イン・ハンバーグ」
「チャプチェ」
「牛肉と野菜のオイスターソース炒め」
「白菜のミルクスープ」
「れんこんのきんぴら」
「かぼちゃの煮物」
「ジャガイモのチーズ焼き」
「ブロッコリーのオムレツのせ」
「長ネギのコンソメチーズ」
計10品
始めて作るのは
「牛肉と野菜のオイスターソース炒め」
「チャプチェ」もあるので
この2品のジャンルは中華料理。
日本料理が2品あるが、
あとは何料理ともつかない
無国籍の家庭料理。
「長ネギのコンソメチーズ」は
今、旬のぶっとい長ネギを空焼きして焼き目をつけ、
コンソメスープで煮込み、
チーズをかけてオーブントースターで
焼き色をつけたもの。
長ネギは嫌いな娘は無視して
長ネギを食べたがっていた婿のために
作った1品。
後のものはすべてリクエストに応えたので、
孫1号も孫2号も
よく食べてくれた。
言ってみれば、
版画は本業、ばぁばご飯は副業、
カウンセリングは人助け。
本業と副業はちっともお金にならず、
おけら街道まっしぐらだが、
大いに食らいつく皆の衆の笑顔だけが
私の生きる糧である。
それにしても本摺り明けのばぁばご飯作りは
本当にお疲れ様なことである。
私にも伝説の家政婦さんが来て
ご飯を作ってくれるという
夢のような日はこないのだろうか。
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