2022年12月29日木曜日

29日のミッション

 










もういくつ寝るとお正月~♪
の歌ではないが、
いよいよ年の瀬のカウントダウンが始まった。

本日は12月29日。
今日は大掃除も終わり、
徐々に頭は大晦日の夜、元旦のおせちと
娘たちを迎えてからのご馳走作りに
シフトしている。

昨日、28日は主に買い出しに奔走した。
朝一で新聞の折り込み広告を精査し、
買うべきものと順番を決め、
まずは10時少し前に最寄りのヨーカ堂に
着くように車をだした。

もう1軒のヨーカ堂はヨークフーズといって
独立採算なんだかよく分からないが、
系列店舗のくせに微妙に値段が違うし、
片方には扱いのないものとかもある。

同じものを買うのに
後から行った店の方が安くて
すでに買ってしまったというミスは避けたい。

とにかく、お盆の敷き紙や祝箸は
ヨークフーズには売ってないので、
まずはヨーカ堂目指してGO!

他にも花屋で正月用の花を買い求め、
100均で雑貨を買い求め、
個人店の魚屋で鯛を買い求め、
個人店の和菓子屋でのし餅を買い求めた。

それだけで両手いっぱいの荷物になったので、
いったん、ヨーカ堂からヨークフーズに
移動させてあった車に荷物を置きにいき、
食材調達第2弾、開始。

物みなすべてが値上がりしている中で
譲れないものと譲るものを吟味し、
瞬時に判断していかにお得で効率よく
買い物をするか。

主婦歴40年の手腕を問われているとか
いないとか。

にぎりしめたメモが何軒もはしごしている内に
くちゃくちゃになったけれど、
あとはパンなどギリギリでなければ
買えないもの以外、すべて調達した。

夕方には新潟に注文していた
雪の下人参のジュース1カートンと
へぎそばとお餅が届いたので、
家中、ものがあふれかえり、
収まるスペースも場所もなく
私も右往左往するばかり。

28日はお正月用の花を生け、
鯛のうろことワタを取る下処理を終えた。
つきたてのお餅はまだ柔らかくて切れない。

花は29日は9が付くので、
そこで生けるのは忌み嫌われている。
門松は今年はパスすることにした。
しかも、28日は大安吉日だったので、
この日しかないグッドタイミング。

翌29日は
一歩も家から出ないと決めて、
朝から煮込み料理に取り組むことにした。

煮込み料理といっても
黒豆と小豆は意外とアシが速いので
早く煮すぎるとプクプク泡をふかせて
腐らせてしまう。
新婚1年目の苦い思い出だ。

なので、本日は
焼き豚とスペアリブと煮卵。
そして、きんかんの甘露煮を作ることにした。

といっても焼き豚とスペアリブは
同じ手順で最後は八角を効かせて
煮込むのが我が家流。

スペアリブは大晦日に
焼き豚は元旦とそれ以降に食べようと
思っている。

焼き豚と煮卵を作っておくと、
おせちを食べ飽きた頃、
ラーメンを作ったりした時に重宝なのだ。

きんかんは毎年作っているわけじゃないが、
数年前にお茶会で八寸を担当した時、
作った経験がある。

おせちのかまぼこと伊達巻のように
手作りものではないプレートの端に
ちょこっと添えると華やかだし
料理人のプライドも満足させることができる。
(誰もそんなこと知っちゃいないが…)

とにかくこの煮込み料理は
下処理や下茹でを丁寧にしなければならない上に
煮込み時間が長いので、
まず、やっつけることで
余裕が生まれるから
始めに作ってしまおうという算段だ。

焼き豚とスペアリブは調味液で煮始めると
家中に八角のエキゾチックな香りを含んだ
甘辛い醤油の匂いが充満し、
これぞ我が家の年の瀬という感じだ。

朝ご飯が終わり、昼ご飯の時間になっても、
ガス台の上の大きな鍋はフル稼働し、
延々と予定していた調理は終わらない。

来月の電気代とガス代のことは
忘れよう。

明日は黒豆と小豆を煮るので、
今夜は豆を浸さなければ…。
アーモンド田作りゆず大根も明日、作ろう。

出汁を使ったものは一番弱りやすいので、
お煮しめやお雑煮の汁は
31日にしか作ることができない。

そんなことを考えながら、
その合間に日々の夕飯も作るのは
毎年のことながら一番めんどくさい。

といいつつ、
夕べはぶり大根などという
超絶めんどくさいものを作ったので、
今夜はその残りを食べることにしよう。
残りといっても味が染みて
2日目の方が美味しいのだから…。

結局、今年、ケチったのは門松だけ。

私はどこまでいっても
節目節目はちゃんとしたい性分のようである。
痛い痛いといいながら
料理に手抜きだけはできそうにない。

でもお陰様であれだけ痛かった腿や股関節も
だいぶ平静を取り戻しつつある。
ふだんクライエントさんに言っているように
自分の心と体の声を聴きながら、
無理のない範囲で無理をしようと思う
2022年の年の暮れである。

皆様もどうぞ佳いお年をお迎えください!
来年も引き続き
宜しくお願い申し上げます!

















2022年12月27日火曜日

冬晴れの仕事納め

 






遠くに白い何かが飛んでいる






2022年12月27日、
本日のカウンセリングをもってして
今年の仕事は終了した。

朝9時一番に予約が入っていたので、
8時半には家を出た。
徒歩15分の駅前にある討議室なので
電車通勤をしている人に比べたら楽ちんだ。

今日借りていたのは11階の討議Bという部屋
だったので、
いつもの9階の討議室群より
少し高い分、見晴らしがいい。

角度的には前方にみなとみらいが見える。
四方八方、雲一つない真冬の青空だ。
まるで空気の音が
「キーン」と聞こえるような寒い朝。

雲一つない晴天のもたらす清々しさは
今年最後の仕事が
スカッと終わる潔さのようなものを
感じさせてくれる。

クライエントさんは今日が2回目、
60代の女性だ。
事前のリサーチや勉強をよくなさっていて
最初から自分は認知行動療法で
変えなければいけないし、
できれば、娘にスキーマ療法を受けさせたい
そんな風に具体的な心理療法の名前を出して
カウンセリングの要望をいただいている。

手強いといえば手強いが、
それだけ調べた上で私を選んでくれているので
期待に応えたいと思う。

そんな一言一句に神経を尖らせるような
セッションが無事終わり、
2022年のカウンセラー業は終了した。

いくつか街の用事を済ませ、
スーパーで買い出しした大量の品物は
デリバリーをお願いして、
帰り道の階段を上った。

階段に手すりの影がくっきり落ち、
正面のおうちのクリスマスイルミネーションの
トナカイとサンタのパートだけが
外されていることに気づいた。

うーんと遠くに飛んでいるのは
鳥なのか飛行機なのか、
分からないほどに小さいが
真っ青な空に白い点が美しい。

近所で一番大きな桜の木は
すべての葉が落ちて寒そうだけど、
来年の春にはまた
桜の花びらでピンクに染まるに違いない。

私の12月は前半の版画の本摺りで
左足から股関節を痛めてしまったので、
必死に痛みをこらえながら
だましだまし仕事や趣味をこなしていた。

ようやく昨日ぐらいから
「痛たたた…」という回数が減って
普通に立ったり座ったりができるように
なってきたので、
今日の冬晴れの景色を眺める余裕ができた。

昼過ぎ、デリバリーの食材が届いたので、
お正月準備第一弾、
松前漬を漬けることにした。

テンションを上げるために
おせちの注文の広告を下敷きに
はさみでするめや昆布を細長く切る。

去年までは2枚1,000円だったするめが
今年は2枚1,300円だった。

すべてのものが値上がりしていて
1万円札の軽いこと軽いこと。

一体何を辞めたり、
安いものに変えたりすればいいのか。

それともせっかくのお正月、
そんなせこいこと言わずに
例年通りにお正月準備をするのか。

ひとりブツブツとひとりごとを言いながら、
とりあえず松前漬は外せないとばかり
するめと昆布と人参を切る。

いつもより幾分昆布と人参を多めにして
嵩増しをし、
それでも料理酒というわけにはいかないと
景気よく清酒をドボドボと注いだ。

器のうさぎのキャセロールは例年通り。
でも、来年はうさぎ年なので、
「私の年だからね」とすこし自慢げに見える。

いつものキッチンのテレビ台の一番上に置き、
ここから数日、今から始まる正月準備を
睥睨しながら見守ってくれる存在だ。

さて、2023年は
どんな年になるのやら。

1月はすでにカウンセリング予約でいっぱい。
悩める子羊たちが
うさぎ年にもぞろぞろやってきそうだ。

頼られている内が花。
来年も頑張ります!














2022年12月24日土曜日

小さなおうちクリスマス

 












今日はクリスマス・イヴ
世の中は3年ぶりに活気づいている。

午前中は9時からカウンセリングが入っており
10時半からももう1本
カウンセリングがあったので、
3時間ほどしゃべり倒してお疲れ様状態。

それでも、クライエントのおふたりとも
カウンセリングを受けたことに
感謝の意を表明してくれ
1年を締めくくれたので
心は豊かな気持ちに満たされた。
(まだ、月曜と火曜にもあるが…)

最寄り駅のデパートのケーキ屋さんといい
チキン屋さんといい
長蛇の列でびっくりしたが、
やはり何かケーキぐらい買って帰ろうと
「プチフルール」の列に並んで
種類の違うケーキを4つ選んだ。

ダンナとふたりだけだが
ふたつだけというのも何だしと思って
4つにしたわけだが…。

すぐ後ろに並んでいた5歳ぐらいの女の子と
作業着を着た30代ぐらいのパパ、
「どれにする」と女の子に話しかけている。

すると
「ショートケーキ、ひとつください」

ちょっと驚いて思わず振り返る。
女の子は嬉しそうに
自分のショートケーキが
トレイに移されるのを見ている。

この親子は
女の子の分のケーキひとつを買って
1時間分の保冷剤をつけてもらって
これからおうちに帰るのだろうか。

いろいろなことが胸に去来し、
少し切なくなった。

今、終えたばかりのセッションの
クライエントさんも、統合失調症の夫を抱え、
自身の母親が双極性障害で事故死したという。
彼女の顔がふとよぎった。

あまりカウンセリングに訪れた
クライエントさんのことを引きずると
カウンセラーはやっていられないので
家に帰ってまで考えたりしないのだが、
能天気にケーキを選んでいる自分との
解離を感じずにはいられない。

夕方、生協の中で一番美味しいと思う
ローストチキンの半身を解凍し、
更に180℃で30分オーブンで焼いた。

私にしてはメインを出来合いのものにしたので、
クリスマスディナーといっても
手抜き料理だ。

他にはサラダやポテトのチーズ焼き、
チーズプレート、キャロット・ラぺを並べ、
赤ワインを抜けば、
おうちディナーの出来上がり。

食卓についたダンナは
取り立ててうまいでもまずいでもなく
ただ、「何でこんなにしょっぱいオリーブを
買ったんだ。塩分を確認しなかったのかよ」と
文句だけいうのはいつも通り。

成城石井のクリスマスおススメオリーブも
けちょんけちょんの言われようだ。

他のものはよく食べているので
お気に召したのだろう。

まあ、オリーブは
私が味付けしたわけじゃないので、
言われてもさほど凹みもせず、
同じく成城石井おススメチーズ、
フランス産カマンベールを
赤ワインで美味しくいただいた。

「人はなりたい自分になる」
「人を変えることはできない」
「変われるのは変わろうと思ったその人だけ」

これは私のセッションで
繰り返しクライエントさんに言っていること。

だから、それをダンナにも当てはめれば
腹も立たない。

我が家の小さなクリスマス。
今頃、あの女の子は
ショートケーキを美味しく食べているだろうか。
パパはそれを嬉しそうに見ているだろうか。

そんなことを思いながら、
私はショートケーキとレアチーズケーキを
一度にふたつ頬張った。






















2022年12月20日火曜日

気の早いばぁばサンタ

 



















今年最後のばぁばご飯は
クリスマスバージョン。

クリスマスというにはちと気が早いが、
ばぁばサンタは
朝からバナナケーキを焼いて、
孫1号と孫2号のために用意した
プレゼントを携え、京急に乗った。

今日は娘は会社に出社なので、
留守宅に侵入しての
ひとりクッキングだ。

先週からの股関節の痛みは
ここ数日で朝が一番痛いということが
分かってきた。

昨日、整体でY先生に教わった
起き抜けにベッドで行う体操をしてから
そろりそろりと起き上がったが
やっぱり痛いものは痛い。

それでも滑液なる関節の動きをよくする
物質がうまく股関節に行き渡るころには
痛みも軽減して
長歩きしたり、長時間の調理も可能になる。

今日のリクエストは
私のメニューの中でも超がつく
めんどくさい料理
ラザニアと春巻きが入っている。

これらは具材を煮込んだり痛めたりした後に
更に何層にも重ねてからオーブンで焼いたり、
皮で巻いて揚げたりしなければならない。

しかし、娘も
「クリスマスだからお願いね」と言ってくるので
しかたない。

他のメニューも
キャロット・ラぺの赤、
ブロッコリーの緑、卵の黄色など、
色鮮やかなプレートが並ぶと
華やかでクリスマスの雰囲気になる。

志帆のリクエストは
コーンクリームスープだったが
先週、帰りがけに小声で
「ケーキもあるといいな」と
ささやいていたので
バナナケーキをこっそり焼いて
持っていくことにした。

オーママとオートトの生活に
クリスマス色は全くといいほどないので
例え、イヴに骨付きチキンを焼いても
むすっとした顔で平然と食べられるより、
こうしてバナナケーキひとつで
大喜びしてくれる方が嬉しいに決まっている。

おしゃべり担当の志帆は
食べるのとしゃべるのに忙しいし、
お笑い担当の由依は
食べる合間に変顔をしてくれる。

由依は太っているというだけで
何をやっても笑える娘だが
最近は性格もお調子者だと分かって、
将来が楽しみだ。

とにかく2022年もあっという間に過ぎ
何ごともなく平和に暮れようとしている。

娘たちファミリーには
これからサンタがきたり、
遂に壊れたテレビを大型のものにしたりと
年末も慌ただしい様子だ。

私は痛みをだましだまし年賀状を創作し
あて名書きを済ませたら、
少しは大掃除をしなければと思っている。

昨日、もうひとりの娘が贈ってくれた
切れ味鋭いおろし金と千切りのセットで
お正月準備もしなければ…。

やれやれ
今年もビュンビュン
光陰矢の如し。















2022年12月17日土曜日

今年最後の釉がけ

 












今日は今年最後の釉がけの日。
3か月に1度のチャンスなので
行かないわけにはいかない。
でも、本当に行けるのか。

というのも、
先週の土日に版画の本摺りを決行し
無事に6枚の版画が仕上がった。
しかし、1日8時間ほどの正座
もしくは蛸さん座り(ペタンコに座る)という
無理な姿勢のつけがまわり、
今週は坐骨神経痛に襲われてしまったのだ。

本摺りの明けた次の日の月曜日は
何ごともなかったのに、
火曜日の朝、一度座ると
立ち上がる時に左足に激痛が走る。

正座からの立ち上がりでなくとも
椅子に座って立ち上がる時も
腿の外側、真ん中あたりから
股関節にかけ電気が走る。

左足を床に着くこともできず、
苦痛に歪む顔。
「いったい何ごと?」

その日は7~8歩痛みをこらえて歩くと
すっと痛みのひく瞬間があり、
後は歩くことも階段の上り下りもできる。

水曜日はお茶のお稽古の日で、
着物で出かけたが、
この調子ではお茶の道具を持っての
お点前は無理かもしれないと覚悟した。

が、なぜか畳の上の2時間半の正座も
道具をもって座ることも立ち上がることも
何の痛みもなしにできた。
なぜ?
不思議としかいいようがない。

帰宅して思ったのは、着物は
帯やら紐やらがコルセット効果をもたらし、
それで痛みを感じなかったのではと。

急いでどこかに放置してあるはずの
コルセットを探し出し、
木曜日は急遽、コルセットをして活動開始。
しかし、残念なことに痛み再発。

どうやら後で分かったことだが、
コルセットをしても、
完全に姿勢がまっすぐでなければ
いけなかったらしい。

本来なら、本摺りが終われば、
年賀状の制作に移る予定だったが、
残念ながら足の痛みは増すばかり。

年賀状を作るということは
本摺りで痛めた姿勢をまたとるということで
これをやっていいはずがないと
素人でもわかる。

金曜日の朝、事態はますます悪くなり、
ゴミ袋を片手に家のゴミを集めに回ったが
激痛であやうく階段から落ちそうになった。

前の晩から連絡をとっていた
整体のY先生に、更に緊急メールをして
無理やり
午後3時半の予約を入れてもらえた。

実は金曜日は夕方から忘年会の予定があったが、
最悪、それはキャンセルせざるを得ない状況だ。

治療院のある横浜まで何とかたどりつくと
ブログも読んでいてくださったY先生いわく、
今回の神経痛は
本摺りによる長時間の同じ姿勢と
正座とぺったんこ座りの悪影響で
股関節の歪みと筋肉疲労がMAXになった
せいだろうという診断だった。

しかし、あちこち悲鳴をあげそうになりながらも
しっかりほぐしていただいた結果、
なんと施術の1時間後には
とりあえず立ち上がってもビリビリこない
程度には痛みが軽減した。

これぞ神の手!!

結局、その足で懲りない私は
中華街に向かい、忘年会に出席。
ビールは2杯まで、
姿勢は常に正しくするという
Y先生との約束を守り、
美味しい料理と楽しいおしゃべりで
しばし痛みを忘れることができた。

そして、明くる今日は土曜日。
幸い、午前中のカウンセリングが
昨日のうちにキャンセルになったので、
少し午前中はゆっくりできた。

前かがみの姿勢が一番まずいと言われているので
釉薬をかける工程の中で
猫背にならないよう
妙な緊張感をもって、まずは器に撥水剤を塗った。

今回のシリーズは
ケーキの大皿(ホールケーキがのる直径30㎝)と
お取り皿6枚
カップ&ソーサー2組とレモン皿
クッキー皿

すべてクリスマスを意識した可愛い器たち。
薔薇の花やひいらぎがあしらわれ、
私の創る器としてはかなりガーリーだ。

いわゆる洋食器なので、
土ものっぽくならないように
失透という白の釉薬を主に使用。

カップ&ソーサーのソーサーとカップの手だけ
酸化ナマコという紺色の釉薬をかけた。

せっかくのクリスマスバージョンなのに
今日、釉がけした器の本焼きは
12月中には行われるのか行われないのか、
いずれにせよここから先は先生がなさるので
私が手にできるのは
1月7日の作陶日になる。

年をまたいでしまうがしかたない。
それより、きれいに焼きあがってほしいと
願うばかりだ。

特に直径30㎝の大皿は
歪んだり反ったりせずに最後までいくのは
難しい。

あれがバシッと平らに出来上がれば、
さぞやホールケーキが映える大皿になるだろう。

2023年の命運を決めるのは
ホールケーキ用の大皿の焼き上がりだ。

さあ、吉と出るか凶と出るか。
おみくじをひくような気分で
提出台にそっと置いた。

夢中で釉薬をかけ、
きっと前かがみにもなっていたとは思うけど、
今のところ激痛は再燃していない。
多少、立ち上がる時ピリピリはしてるけど…。

Y先生からは
「痛みがなくなると無理をする方もいるけど…」と
完全に私のことを言っていると思える
メールの助言をいただいたので、
少しは自重しながら動こうと思っている
2022年の年の瀬である。