2026年5月22日金曜日

大江戸両国 博物館

 






























5月20日、実は大相撲観戦の前に
両国にある『江戸東京博物館』へも行った。

大相撲観戦の待ち合わせは午後1時だったので
11時前に着けば
ゆっくり展示を観られるのではと思い、
朝、着物を着付け9時半には家を出た。

JR総武線の両国駅ホームに降り立つと
ホームからすぐのところに
両国国技館と江戸東京博物館の建物が見える。
どちらもとても大きな建物なので
何だか感覚がバグる。

しかも、ホームに降りると
ちょんまげを結って大きな体に浴衣姿の人が
何人もいる。

国技館に向かう大相撲関係者だと分かっていても
普段見ることのないちょんまげの人がいると
それだけでも江戸時代かと錯覚する。

自分がきものを着ていても
ちょんまげや日本髪なわけではないせいか、
江戸時代にタイムスリップしたとは思わないが
やはりちょんまげ姿は独特だ。

大江戸東京美術館は6階建ての大きな建物で
江戸時代のことを扱ったテーマパークという
風情だ。

20日の水曜日は月の第3水曜日で
「シルバーデー」とやらで
65歳以上の人の常設展費用が無料になる。
特別展も半額になるとあって、
とにかく巨大な建物の前に
長い長い行列がとぐろを巻いている。

私はその情報を朝、検索した時に知った。
実は正にその恩恵に浴する年齢なのだが
肝心の証明するカードの類を
お財布を取り替えたせいで忘れてしまった。

係の人に訊くとけんもほろろにダメだと
言われてしまったので、しかたなく
若者料金2100円也を支払い中に入った。
本当なら650円で済んだのに…。

後で聞けば、
シルバーに見えた方はすんなり無料になったとか。
嬉しいんだか悲しいんだか、
複雑な気持ちだ。

ともかく、その大きな建物内に入って、
まずは1階の特別展示は混んでそうなので
5階の常設展へ。

常設展は3階分をぶち抜いたような
広々天井高の空間に
さまざまな江戸時代の建物や行事の様子を
再現したジオラマがあり、
まるでアミューズメントパークだ。

地味な土器とか農具なんかが並ぶ博物館とは
全く違って
どれも迫力満点で江戸の雅と繁栄を
表している。
いろいろなものを実際に触れたり
重さを体感したりできる展示も多く、
ただ観るだけでなく視聴者参加型だ。

常設展も特別展示も
展示物はすべて江戸東京博物館所蔵とあるので
ここの所蔵量は相当なものだと分かる。

歌舞伎・大相撲・遊郭・寺子屋・花火
『火事と喧嘩は江戸の華』という言葉に
あるように、暮らしぶりは威勢がよく華やかで
宵越しのお金は持たずおおらかだったようだ。

また、江戸時代に発達した印刷技術は
正に私が今、制作している木版画だし、
広重・北斎・写楽などのスターも生まれた。

ちょうど昨年の大河ドラマでやっていたので
予習が出来ていたせいか
いろいろな展示物の理解がしやすく
復習している感じだった。

今年の大河ドラマを観ていて思うのは
やはり国盗りの乱世では
文化が熟成するのは難しく、
江戸時代のように徳川の世が260年も
続いたからこその『大江戸礼賛』だと思った。

2時間あれば余裕で観終わると思ったけど
なんのなんの最後は駆け足になるほど
大量の展示物で
江戸時代がいかに栄えていたのかを堪能した。

1時の待ち合わせを前に
江戸東京博物館を出て国技館に向かったけど
館内にも外にもきもの姿の人は多く、
何だか本当に江戸時代の両国に迷い込んだ
かと思うような感じだった。

自分が生まれた時代しか経験できないのが
人間の宿命だけど
江戸時代にタイムスリップできるなら
『花のお江戸』に行ってみたいなと思う。

想像以上にてんこ盛りで見応えのある
『江戸東京博物館』だった。


























































2026年5月21日木曜日

大江戸両国 相撲観戦

 




















毎年恒例になってきた五月場所の
両国国技館での大相撲観戦。
今年は5月20日のチケットを押さえてくださったので
川崎の『友風大応援団』の末席に
加えていただいた。

最近の大相撲人気はとみに高く
個人では到底入手困難なので大助かり。
もちろんチケットの手配は
『友風』の第2の親、Aさんご夫妻だ。

国技館入口に13時に集合、
いつものようにドレスコードはきもの。
だいぶ蒸し暑くなってきたけど
私は十日町に住む作家さんから直接購入した
大胆な格子柄の小千谷縮を着ていった。

今場所は推しの『大の里』は休場だし、
もうひとりの横綱『豊昇龍』も
始まって早々に怪我をして休場になった。
人気力士の大関『安青錦』も場所前から
休場宣言したので、
上位陣3人を欠く大相撲で
観る方も熱が入らなかった。

しかし、一昨日ぐらいから
勝ちっ放しがいなくなり
2敗の幕内力士が6人と大混戦模様になり、
俄然、面白くなってきた。

我らが『友風』は目下、十両なので
16時からの幕内土俵入りの前に取り組みは
終わってしまう。
そのあたりを考えて
ランチちゃんこを食べるタイミングを計った。

だんだんそうしたルーティンも出来てきて
大相撲観戦巧者になりつつある。

そして、『友風』は『佐田の海』相手に
十八番の叩き込みで無事、白星!
星を6勝5敗に伸ばした。
あと4日で2つ勝てば勝ち越しである。

『友風』は勝負が終わるとお風呂もそこそこに
すぐ帰宅する。
なので、出待ちする私たちは
会場からいったん抜け出し
会場下の道路まで急いで見送りに出る。

『友風』がくると写真を一緒に撮ったり
お祝いの言葉を伝えたり、
名前入りタオルにサインをもらったり、
差し入れのお稲荷さんを手渡したりと
それぞれが思い思いに
『友風』に応援の気持ちを伝えるのが
このタイミングだ。

それが終わると、
今度は私とAさんの記念撮影。
Aさんはお太鼓に土俵とお相撲さんが
刺繍された名古屋帯を締めていたので
その柄がよく分かるように記念撮影した。

高価な帯に相撲柄のものを選ぶなんて
誰にでも出来ることじゃない。
それも相撲ファンならではの
熱の入れようだ。

そこからは名物のソフトクリームののった
珈琲フロートを片手に
席に戻って幕内の相撲観戦。

今場所前半は
『霧島』が負けなしで逃げ切るのかと思ったら
ここ数日で1敗力士がいなくなった。

幕内の後半戦は2敗の6人の星のつぶし合い。
『宇良』『霧島』『翔猿』『若隆景』『豪ノ山』
『琴栄峯』がどうなるのかが見どころだ。

11日目の好取組の内、
『朝乃山』と『翔猿』は『翔猿』の勝ち
『豪ノ山』と『一山本』は『一山本』の勝ち
『霧島』と『若隆景』は『霧島』の勝ち

それぞれのお客さんが今場所の好取組と共に
推しの関取が勝つのか負けるのか
目の前の取り組みに熱い声援をおくった。

テレビだと解説者の解説つきだけど
会場にいては解説者の声は届かないので
観客の大いなる歓声の中、
自分勝手に皆、一喜一憂する。

全取り組みが終わり、弓取り式を観て
観客は興奮冷めやらぬ状態で
家路についた。
私たちは家路にはつかないで、
ちゃんこ寺尾が貸し切りで予約されていたので
30名のご一行様でお店を埋め
『友風』の勝利に祝杯を挙げた。

同じちゃんこでもこんなに味が違うのかと
美味しい『寺尾』の水炊きに舌鼓をうち、
満腹になった頃、
突如、大きなケーキ登場。

昨日が古稀のお誕生日当日だったAさんに
旦那様からサプライズのプレゼントが届いた。

かねてからこういう大事な節目の誕生日は
どこかいいレストランとかで
豪華にお食事でもしたらとけしかけていたが
こんな風にみんなのいる前で
大きなホールケーキを準備してもらえるなんて
それはそれでとてもいい誕生日だと思った。

恥ずかしそうにしながらも
その満面の笑みが
Aさんの歓びを表している。

『友風』の白星が
Aさんの誕生日に花を添えたし、
いくつになっても優しい旦那様の
心遣いにみんなが感動したところで、
お祝いの宴席はお開きになった。




































2026年5月17日日曜日

バラの剪定の頃

 






今年も5月半ばを過ぎ、
バラの剪定の時期を迎えた。

今年は版画の制作に忙しくしていたせいか
いつ咲き始め、いつ枯れたのか
あまりよく見ていないうちに
気づいたら花がみんなしおれていた。

可愛がっている時は
しおれた花を見つけると摘み取って
いつでもきれいな花が咲いているように
整えていたものだが
今年はその余裕がなく
可哀そうなことをした。

5月に入ってからは五月晴れの日も多く、
まだ湿度も低いので
暑熱順化が叫ばれているものの
1年で一番気持ちのいい季節だと思う。

ということで、
今朝はまず毛布を洗い、
羽毛布団を干して、
冬布団をしまう算段をした。

入れ替わりに夏用の薄い羽毛布団と
タオルケットを出して
次はいよいよバラの剪定だ。

バラの剪定といっても
大きな古株1本しかない。
しかし、これが案外手強い。

元は1本なのに四半世紀かけて
玄関アプローチの柵にからんで
2往復している。

バラはまったく素手では掴めないので
すべて剪定ばさみでつままなければならず、
他の樹木の剪定よりよほど骨が折れる。

今日は同じことを考えた人がいるらしく
外に出ていると
チョキチョキと剪定ばさみで枝を切る音が
坂の上からも下からも聞こえてくる。

その音を聴きつけたかのように
少し先の角のおうちに住んでいる
おばあちゃんが顔をのぞかせ
「ママ~」と声をかけてくれた。

そのおばあちゃんは丁度十字路の角の
おうちで、犬を飼っていたので
まるで関所のように犬友達が集い、
そのおうちの前を通る時はみんな挨拶する。

しかし、一昨年、わんこが亡くなり
おじいちゃんも施設に入ってしまってからは
足の悪いおばあちゃんひとりになってしまい
いつしか
関所の賑わいもなくなってしまった。

そんなおしゃべり好きのおばあちゃんが
珍しく表に出てきて声をかけてくれたので
久しぶりに最近の様子をおしゃべりし
無事を確認した。

バラのことをほったらかしにしたのも
以前のように毎日散歩がてら
バラに声をかけてくれたご近所さんが
いなくなってしまったからかもしれない。

家の前を犬に話しかけながら
「今年もお花が綺麗ね~、
バラのママさん、お手入れ大変ね~」などと
誰に言うでもなく通りすがるご近所さんが
いなくなってしまうのは寂しいことだ。

戸建ての家に住んでいると
案外、そんな風に孤立してしまうものだ。

また、我が家の玄関脇の大きな金木犀は
高さが6メートルにもなってしまい、
地中に張った根っこが悪さをして
下水溝の壁を突き破ってしまった。

ちょうど外構工事のタイミングに合わせ
その金木犀や
裏庭で大きくなりすぎたクロアチアの桜も
昨年、植木屋さんに頼んで切り倒してしまった。

2本とも
あまりに太くて根っこからは抜けないので
適当なところで切り倒したのだが、
ふと見ると切られた切株から
必死に若芽が伸びている。

鳩が巣を作りに来るほど立派な木だったのに
「家が壊れる」といって
無残な切られ方をした金木犀。

この木は我が家のシンボルツリーで
毎年、花をびっしりつけ
秋口には芳しい香りをふりまいていた。

それなのに家人の意向で見る影もなく切られ
「何だかな~」と思っていたが、
ぎゅんぎゅん伸びてきた新芽を見ていると
シンボルツリーとしての意地を感じる。

バラは思い切って剪定することで
勢いを増すので
また、気を取り直して
綺麗な新芽を出してくれることを願っている。

金木犀も頑張れ!
木の精の意地を見せてくれ!