今宵は2023年のクリスマス・イブ。
クリスマスツリーがあるわけでもなく
プレゼントがあるわけでもない
初老の夫婦ふたりの静かな夜。
最近は外食のために外に出かけることが
すっかり億劫になり、
イルミネーションでも見に行こうといった
提案もないままに
おうちで過ごすのが当たり前となっている。
それでも何かクリスマスらしい食事を
作って食べたいと思うタイプの私は
数日前から
24日の夜は何を作ろうか考えた。
テレビやSNSで配信されている情報を元に
いくつか新しいメニューに挑戦してみた。
コロナ禍以降、登場機会を失っていた
お客様用のヘレンドやミントンのお皿を
引っ張り出し、
中央には自作の黒い大皿を使用し、
ふたりのクリスマス・ディナーの完成だ。
アペタイザーは
「スモークサーモンとグレープフルーツの二杯酢」
と
「ガーリック・シュリンプ」
メインは
「鶏肉のグリューワイン煮込み」
サラダは
「スモークサーモンのリースサラダ」
パンは
「ドイツパンのクリームチーズカナッペ」
デザートは
「アップル・パイ」
鶏肉のグリューワイン煮込みは
ウエスティン・ホテル・東京のシェフの
レシピで
冬のヨーロッパのクリスマスマーケットで
よく飲まれている温かい赤ワインで
鶏肉を煮込んだもの。
グリューワインはすぐには手に入らないので
赤ワインにシナモンやオレンジジュース
マーマレードなどを加え、
濃厚にして煮込んであるので
奥深い味。
問題のリースサラダのためには
星形の抜型を準備し、
チーズと人参を星型にして散らした。
なんといっても
このサラダにロマネスコという野菜が
使いたくてこのサラダを作ったようなもの。
ロマネスコは
クリスマスのこの時期にしか手に入らない
超かわいい恐竜みたいな形が気に入っている。
そこにスモークサーモンで作った薔薇の花を
あしらい、
夜空に映えるクリスマスリースに見立てた
本日の自信作。
ガーリック・シュリンプは
元オテル・ド・ミクニの三國シェフのレシピ。
レモンとガーリックでマリネしたエビを
マリネ液ごとバターモンテするので
すんごくお酒の進む味。
最後のアップルパイは
何となく見ていたYouTubeで
可愛いイケメンの男の子が作っていたので
美味しそうだなと思って
急遽、作ることにした。
中のフィリングのリンゴにはシナモンも加え、
ラム酒漬けの干しブドウも入れたので
大人味のアップルパイになった。
料理が出来あがり、写真撮影も終え、
2階にいるダンナを呼んで、
「抜くなら赤ワインの方が合うわよ」といったのに
わざわざ白ワインを開けるような
あまのじゃくのために作るのは癪だけど、
とにかく美味しいディナーが出来あがり
私としては満足である。
明日は先週、お葬儀で流れてしまった
ばぁばご飯の振り替え予定日なので、
このリースサラダを作ってあげようと思う。
きっと素直な孫たちは
「お星さまだ~」
「お花の形、可愛い~」
と喜んでくれるに違いない。
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