2024年5月3日金曜日

笠間の火祭り




















昨年と全く同じ5月2日
陶芸工房の仲間と「笠間の火祭り」に
行ってきた。

今回は昨年、この催しに誘ってくれたAさんと
同じ時間帯に作陶しているSさん親子の
4人での遠足となった。

前日はどしゃぶりの雨だったが、
2日はピカピカの晴れで
風が爽やかな絶好の行楽日和。

品川駅のときわ55号のホームで待ち合わせ、
いざ茨城県の笠間へ。

場所は笠間芸術の森公園で、
広大な敷地に200以上のテントが設営され
陶器を売る店舗と食べ物ブース、
抹茶とお菓子がいただけるコーナー等がある。

特急に乗ること約1時間半で
都会のビル群の景色は
田畑が広がる田園風景になり、
新緑が目にまばゆい。

昨年は朝から強い日差しが照り付け
汗をかくような天気だったけど、
今回は朝、寒いぐらいだったので、
笠間に到着するあたりで
ちょうど清々しくて
気持ちのいい気温になった。

笠間の火祭りは野原に設営したテントが
お店なので、
雨では足元がドロドロで、
店ごとに傘をさしたり閉じたりが面倒だし、
暑ければ暑いで日焼けを気にしつつ
水分補給が欠かせないので
いずれも疲れること必至。

その点、今回はベストコンディション。
暑くも寒くもなく、
人出も
ゴールデンウィーク中日の平日のせいか
さほどでもない。

4人は2組に分かれ、時間を決めて
抹茶コーナーで再集合することにした。
ここまでは下見タイムだ。

抹茶コーナーは去年も一服したが、
まずはお気に入りの抹茶茶碗を選んで、
その茶碗で点てた抹茶を
地元のお菓子・塩釜と共にいただく。

野点のように高原に並べたベンチで
雲が流れていく様子を見ながら
お茶をいただく心地よさ。

それぞれのチームの戦果を見せ合い、
あまたあるブースのお気に入りの店舗情報を
交換した。

その後は抹茶コーナーの横のテントに
河岸を変え、
それぞれが持参したお弁当に舌鼓を打ち、
英気を養ったところで
買うかどうか決着するため、もう一巡。

気になった器はどうしても
陶芸をやっている身としては
自分で作れそうか無理そうかが
選択の基準になる。

作者に釉薬の種類を訊いたり
作陶の手順を教えてもらうことで
作れそうだとなると購入はせずに、
参考にするため、写真を撮らせてもらう。

自分で作れそうにもない、
もしくは、こんな値段では土代ぐらいにしか
ならないから買った方がお得となると
購入することになる。

結局、私は笹の葉のようなグリーンのお皿と
織部の菓子器のような四角い器を購入。

家中に自分の器がゴロゴロしているので、
家人には見つからないように
即効、自分の器にまぎらせ棚にしまわねば。

少し、日が西に傾いた4時に再々集合した時には
それぞれ戦利品を抱え、
満足気な顔をしていたので、
はるばる
陶器市に来た甲斐があったというものだ。

品川に戻ってからは2組は別れ、
私とAさんは彼女の息子さんが厨房に立つ
無国籍料理のお店で夕飯を食べることにした。

そのルートも昨年と同じ。

ゴールデンウィークはわざわざ旅費が高いのに
旅行にいくこともないと決めているので、
この陶器市がちょうどほどよい
気分転換のレクリエーションとして
定着するかもしれない。

たくさん陽を浴び、
たくさんおしゃべりし、
たくさん歩いた楽しい1日が
今年も無事に終了した。




















 

0 件のコメント:

コメントを投稿