2月16日(月)から
銀座1丁目の「柴田悦子画廊」にて開催中の
企画展「越畑喜代美展」
『春迎えのお茶会風味~蒼月草篇』
その中のお茶会風味の部分の
お茶の先生として
23日にお点前をすることになった。
この展覧会は柴田悦子画廊の企画展なので
友人の越畑喜代美さんからの依頼と
いうわけではなく
直接、画廊主から連絡を受けた。
「葬送のフリーレン」というアニメを
テーマにしたお茶会を22日に行い、
私が担当した23日は
「春まだ浅き頃」というテーマで
お茶碗やお菓子などを準備した。
「葬送のフリーレン」に関しては
まったく無知だったので、
22日に関することはお任せし、
私は友人が作ったお軸の色合いを見て
小豆色の地のホタル絞りの着物に
「荒城の月」を思わせる袋帯を着た。
お道具類のほとんどは画廊側が準備し
私は自宅使いの抹茶椀の中から
紅白の梅の柄の茶碗と赤絵付けと
青磁の茶碗を持っていくことにした。
薄茶の前に食べていただくお菓子だけは
自分好みにしようと
お正月にも次女に取り寄せてもらった
「一善や」のミルフィーユを用意した。
なにしろ、このお菓子
ちょっと引くほどお値段がいいので
軽々には取り寄せられない。
しかし、
今回は画廊側が持ってくれるので
ここぞとばかり
2種類のミルフィーユを注文してみた。
「干し柿と無花果と胡桃のミルフィーユ」
「獅子柚子と胡桃のミルフィーユ」
の2種である。
それに両口屋是清の「二人静」
当日は1時半からお茶会を始めると
展覧会のDMには告知し
このブログ最多出場の友人Aさんが
着物姿で最初のお客様に駆け付けてくれた。
展覧会の中のお茶会ということで
お客様のほとんどは
茶道をたしなんでいるわけではない。
みんな、画廊や作家の知り合いだ。
日本画に精通してる人
日本画が好きな人
作家に日本画を習っていた人など。
それでも
お茶会を愉しもうと着物で来てくれるのは
とても嬉しいことだ。
私の関係者は件のAさんだけだけど
すぐに他のお客様とも馴染んで
まずは1席目に入ってくれた。
お出ししたミルフィーユはどちらも
大好評で鼻が高い。
お客様はその後もいい感じに途切れず
6時の閉店ガラガラの時間いっぱい続き
計7クール
お抹茶を点て、レクチャーしながら
表千家茶道のお作法に則って
お茶を楽しんでもらった。
ふだんのお稽古やお茶事・お茶会では
茶道歴が何年もある方しかいない。
しかし、こうした茶道初心者の方と
お作法の話やお道具のこと、
お菓子とお茶の関係などの話をすると
とても興味深く聴いてくださるので
新鮮だ。
後で聴けば、
どの方もその道では有名だというので
画廊や友人の交友関係を通じて
少し世界が広がったような気分だ。
一服のお茶を介して
見知らぬ誰かとひとときを共にする。
それこそ茶道の提唱する
「一期一会」の醍醐味だ。
さりげなく画廊のオーナーが
「今日はお茶の先生をお願いしたけど
木版画の作家さんなのよ」といって
紹介してくださるので
「9月の個展にはぜひ」などという話
にもなる。
こうして案外限られた世界で
限られた人とだけ関わって
日々が過ぎていくけど、
新たな出会いがあったりする。
昨日は折しも
春一番が吹き、気温も急上昇。
花粉が一気に飛散して
目は真っ赤、鼻水が…。
遂にこの季節が来たとおののくけど
悪いことばかりじゃない。
そんな出会いが交錯する1日だった。















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