2日続けて石田泰尚氏のコンサートに行って来た。
しかし、全く違う出来具合でビックリ。
昨日はみなとみらい大ホールなんていうでっかいホールに大勢のお客を集め、
『石田泰尚&清塚信也 カリスマ・デュオ!』という
人気者ふたりによるヴァイオリンとピアノのコンサート。
しかし、ふたりはほとんど一緒には練習しなかったのがバレバレの酷い出来。
それぞれが適当に選んだソロで演奏する曲があまりにポピュラーで、
特に清塚信也の方は観客を馬鹿にしてんのかと言いたくなる感じ。
ふたりで演奏した曲もなんだか今ひとつ、ふたりの仲がしっくりいってない
仮面夫婦みたいな演奏だった。
それに引き替え、
今日の石田様は本当に素晴らしかった!!!
今日の演奏は
『三浦一馬 スーパー・クァルテット』という4人編成。
弱冠25歳のバンドネオン奏者三浦一馬を中心に据え、
3人のおじさん達が支えるという構図。
しかも、『オール・ピアソラ・プログラム』という夢のような選曲。
バンドネオンが三浦一馬、ヴァイオリンが石田泰尚、
それにピアノの加藤昌則、コントラバスの黒木岩寿というメンバー。
なんと石田様が支える側に回っているという形だが、
若い三浦一馬が先輩達を上手にたてて、リスペクトしているのが伝わってくるし、
それでいて、実力とルックスの両方を兼ね備えている。
プログラムは最初から最後のアンコールまですべてピアソラなので、
初めて聴く曲もあったし、
ブエノスアイレスの四季の春夏秋冬、すべての曲を演奏した。
聴きなじみのある「アディオス・ノニーノ」は前半のピアノソロがとてもよく、
「生きていてよかった!」とプログラムにメモしたほどの出来。
ピアノの加藤昌則氏の解説が1曲ごとに書いてあるのが、分かりやすい上に
演奏家目線の感想も書いてあって好印象。
とにかく、初めて聴いたこのクァルテットの演奏にいたく感動して、
昨日のクソみたいな演奏は何だったのかと思うほど。
演奏後にはすっかり三浦一馬のにわかファンになってしまい、
出口の脇のCDコーナーで、石田様と組んで録音した三浦一馬のCDを求め、
ちょうど演奏後にサインのために出てきてくれた三浦一馬に、
買ったCDにサインしてもらい、両手で握手して帰って来た。
私の中で、ディーン・フジオカもここのところ急上昇して、好感触だが、
いやいや三浦一馬もどうしてとってもいいじゃないかと
おばさんの心は揺さぶられたのであった。
今後、三浦一馬が、石田様と共に、おっかけ対象のリスト入りしたことは間違いなし。
本日のコンサートは大満足だったのでした。
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