2016年5月5日木曜日

『追憶の森』 魂からのメッセージ

 
ゴールデンウィーク前半は総持寺禅体験の後は次女が実家に帰っていたので、
『ズートピア』を観に行ったり、『ズーラシア動物園』に行ったりして、
連日、動物もので癒しを求めて過ごした。
 
一昨日の夜、次女が帰ってまたひとりの生活が戻ってきたので、
早速、版画の彫りを再開し、少し仕事モードになっている。
 
そんな中、目下公開中の映画で気になっていた『追憶の森』を観てきた。
最寄り駅の映画館では観客が見込めないのか
まだ封切りされたばかりなのに、
朝9時半と夕方5時40分の2回しか上映していない。
 
その夕方の回に行ってきた。
案の定、まばらなお客さんだったが、
映画自体はとても深い内容で、心にヒタヒタと染みてきた。
 
結婚して、惰性に陥っている夫婦や、ケンカの絶えない夫婦、
相手に何の興味も持てなくなっていると自覚がある人は
絶対観に行くことをオススメする。
 
かなりスピリチュアルな世界の物語だから、
座禅を組んでいる時に亡くなった友人が「今度はメキシコ人に生まれようと
思って、どの両親にしようか捜している」などとお告げがあった私には
「やっぱりね。やっぱり本当よね」と腑に落ちることだらけだった。
 
アメリカ人が作った映画なので、
「日本のタクシーは手で閉めたりしないんだよなぁ」とか、
「日本人の英語は片言だから、普通、渡辺謙みたいに英会話はできないよ」とか、
いろいろ突っ込みたくなることはあるんだけど、
渡辺謙扮するタクミが重要な役どころで
これはもしかしたらアカデミー賞の最優秀助演男優賞狙えるんじゃないかと
思うぐらい。
 
同じ日本人として誇らしいわ。
 
死に場所として最適な場所として、青木ヶ原樹海が有名になるのは困るけど、
日本人でも滅多に行くことのない樹海に、映像と共に一緒に入って、
「人は何のために生きるのか」、
「人の出逢いとはどういうことか」
「なぜ、この人と私は夫婦になったのか」
みたいなことを自分も考えるのにはもってこいの映画だ。
 
あなたも魂からのメッセージを受け取りに、
どうぞガラガラの映画館に足を運んではいかがでしょう。


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