2017年1月2日
穏やかなまったりした朝である。
昨日のことがうそのように静かな午前中、
新聞もテレビも見ることなく怒濤のように過ぎ去った元旦の1日を振り返ってみた。
今年初めてのお雑煮をいただきながら・・・。
今年の親族会は、長女の婿さんが初めて参加。
大阪に住むお婿さんのご両親が、
「1日は仕事もあるし、妊婦さんが移動中インフルエンザでももらったら大変だから」と
言ってくださったお陰で、
嫁側の親族会は、例年通り、元日に行われることになった。
ダンナの妹夫婦2組とその息子1名、
新婚夫婦1組と我が家の次女との合計9名が、ここに集結。
例年とは違った配置に席に着いただけでも新鮮な感じがする。
我が一族に新しいメンバーが加入した記念の日という印象である。
午後3時半にシャンペンによる乾杯、
早速、料理に箸をつけ、宴は午後10時まで途切れることなく続いた。
1品目は『たことポテサラのピンチョス』
芋好きのむすめ婿に配慮して、ニンニクの効いたポテトサラダとたこの組み合わせ。
ギリシャ風のカナッペというところ。
2品目は『スモークサーモンとポテサラのピンチョス』
味付けの違うマスタード味のポテサラにスモークサーモンやきゅうりを乗せ
宝石みたいなピンで刺したピンチョス。
シャンペンに続く白ワインを意識してみた。
3品目は『京風 聖護院かぶらのなます』
今年、初顔のおせち料理の一品。
千枚漬けに使う聖護院かぶらが手に入ったので、中に使うにんじんも
赤の色が鮮やかな京にんじんを使い、その透けた赤を楽しむ一品。
黄色いパラパラはゆず。
妹の連れ合いがいたく気に入ってくれ、
おかわりを所望されるも人数分しか用意がなく、失礼した。
朝は数の子を入れていた黒漆に金箔の器を使用。
金沢で求めたこの器。
ここぞというときに大活躍。
4品目は『ツイスト・ピザ』
パイ生地を四角くのばし、中にトマトソースを敷き、
モツェレラ・チーズと生バジルを散らし、生地をツイストさせて焼いたもの。
みんなでちぎって食べるのに、楽しい一品。
5品目は『タンドリー・チキン』
定番の鶏手羽元のオーブン焼きだが、
ヨーグルトやカレースパイスなどを使ったタレに漬け込み、味に変化をつけてみた。
この頃には、シャンペンと白ワインに続いて、早くも赤ワインに移行中。
おしゃべりも佳境に入り、笑い声がリビングに響いている。
私はひとり、足繁くキッチンとリビングを行き来し、次なる1品を調理中。
肉料理の次はさっぱりと。
6品目は『たことクレソンの和風サラダ』
たこ、クレソン、白マッシュルーム、フリルアイスを使い、
ドレッシングはわさびを効かせた醤油味。
和洋混在のメニューの中に、少しずつ和風のものを入れると、
日本人は安心できる。
実はもう一品、7品目として『八角風味の焼き豚』
映像として残すのを忘れるという痛恨のミス。
8品目は『フィッシュパイ』
ホワイトクリームの中に鱈と海老、グリンピース、マッシュルームを入れた具を
パイ皮で包んで、オーブンで焼いたもの。
ここまでとは全く違う味のものをもってくることで、変化をつけてみた。
お酒の方はそろそろ日本酒へ。
今回は娘達のいとこにあたる商社マンの彼が、日頃の研鑽を活かして
美味しいと評判の日本酒をセレクトし、持ってきてくれた。
きりりとして飲み口さわやかなれど、コクもあるおいしいお酒に、私も杯が進む。
もはや、料理人の私も酔っ払っているので、
ここから先は何が出てこようと責任はもてない。
9品目は『鯛のなます』
日本酒に合うお味のものをと考えて、鯛のお造りをつかった柿なますを作った。
大根の拍子切りも入っているので、しゃきしゃきとねっとりの食感の違いが楽しい。
味付けに塩昆布や昆布茶を使い、鯛の昆布締めみたいな味に。
そりゃ、日本酒飲み放題だわ。
10品目『牛すじ入り、おでん』
大根の超厚切りと牛すじを、それぞれ前日から煮込み、卵や糸こんにゃく、
最後にちくわも足して作った、具材限定のおでん。
アゴ出汁を効かせて、透明度を保ちつつ、味の染みた一品にしようと、
時間と手間をかけた一品。
もうお腹は相当出来上がっていたと思うが、
日本人のDNAを持つ人はこういう味に弱い。
11品目、最後の一品は『カリフォルニア・ロール』
やっぱりご飯ものが欲しくなるのかなと思い、中にまぐろとアボカドを入れ、
のりで巻いて、表面にとびっこを散らした太巻きを作ってみた。
かなりの大きさがあったけど、特に男性陣に好評でよく売れた。
この後、
和菓子を所望しておいた義妹が吉祥寺の銘菓『小笹最中』を持ってきてくれたので、
全員にお抹茶を点てて、振る舞った。
大量のお料理とお酒の後に、最中のあんことお抹茶がしみじみと染みる。
そこで止めときゃいいものを、もう一品出してしまうのが私流。
12品目は次女と一緒に作った『ガトーショコラ』
我が家の定番であり、自慢の一品。
娘には伝授したいと思うレシピなので、そばにいる内に仕込まねば。
切り分けたケーキに7分立ての生クリームを添え、紅茶でいただく。
別腹には最中と抹茶が収まったはずだが、
もうひとつの別腹にすんなりガトーショコラと紅茶も収まった。
きっと初参加の婿殿は目を白黒させていたと思うけど、
これがいつもの我が家のお正月。
楽しんでもらえただろうか。
これで、この週末に、もうひとり、ダンナが本帰国すると、
私のめんどくささが倍加する。
そのことに対して、かけてくれたダンナの妹達のなぐさめの言葉を力に換えて、
今年一年を頑張ろう!
そう思う年の初めの親族会なのであった。
ブログも頑張ります。
どうぞ長文におつきあいくださいませ。
よろしくお願い申し上げます。
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