今、1歳2ヶ月半になる孫娘。
1ヶ月ほど前から歩きだした。
行動半径が広がったことで、興味のあるものに積極的に突進する。
好奇心は強いタイプのようで、
時々、あらぬ方向を指さし、何かを叫び、そこに向かって歩いて行く。
本人の中での目的意識やストーリーはある様子で、
ちょこまかと、それからそれへと興味は移っていく。
ひとつのことに集中できるのは、約1分。
つまり、何にも持続的には考えられずに、衝動に任せて動いている。
まぁ、1歳ちょっとなんて、そんなもんか・・・。
そんな1歳2ヶ月半が、ここのところはまっているのが、
「ハリーちゃんの育児」だ。
ハリーちゃんとは、ハリネズミのぬいぐるみで、
昨年のクリスマスプレゼントとして、私が孫娘にあげたもの。
当時はまだ寝返りさえうてなくて、あげても何の興味も示さなかった。
しかし、この夏、にわかにそのふわふわの手触り、
ちょうどいい大きさ、可愛い顔、
どこがお気に召したのかは分からないが、
大のお気に入りになったとか。
名前は私がプレゼントしたときにつけた「ハリネズミのハリーちゃん」という
極単純なネーミングが採用されたようで、
母親やオーママの私が「ハリーちゃん」の単語を使うと、
取りに行くので、ちゃんと理解していることが分かる。
そのハリーちゃんを自分のTシャツの下にもぐり込ませたり、
胸から覗かせたりして、「ご懐妊ごっこ」「読み聞かせごっこ」
「抱っこ」「リトミックごっこ」など、
ハリーちゃんを自分の子どもにして、いろいろ遊ぶのが目下のブームのようだ。
また、母親や私のTシャツの胸元にも、ハリーちゃんを押し込んで、
抱っこさせてくれる。
自分の子どもを「はい、抱っこさせてあげるね」ということだろうか。
まだ、具体的な単語は何一つ発していない段階で、
ごっこ遊びが出来るし、
母性なるものも開化しているとしたら、人間ってすごいなと思う。
保育園で社会性を身につけ、
両親から愛情を注がれ、
オーママの作ったご飯を毎日食べて、お腹がポンポコリン。
太もものムチムチは本当に柔らかく、
男の子のママ達から触られ「癒しね~」と羨ましがられるとか。
なかなかシュッと背が上に伸びないのが、目下の悩みだけど、
それも、ためて~伸びる、ためて~伸びるの
ためてる最中と思って、温かく見守ることにした。
はるか彼方になってしまった子育ての楽しさや辛さを、
毎週、ご飯作りのため娘の家に行き、
ばぁば世代が孫娘に関わることで、
楽しさは倍増、辛さを半減できればいいなと思う今日この頃である。