2018年12月29日土曜日

甘いものから攻略

 
 
 
 
 
12月29日、あと3日で新年を迎える。
今日から、本格的におせち料理作りに取りかかることにした。
 
まずは、時間と手間がかかるものから。
 
最初に手がけたのは『もちつき』
 
もちつきといっても、杵と臼を持ち出すわけじゃない。
夕べから浸してあったモチ米を餅つき機で蒸してついて、
取り出して手でまるめ、丸餅にする。
 
私は東京育ち、横浜在住だけど、
関西風に丸餅にしておいた方が、切る手間や保存など、
何かと角餅より便利なので、20年ぐらい前から丸めている。
 
以前は2回ついて、2升分お餅を作っていた時代もあるけど、
最近は1回だけ、8合分のモチ米をついて作っている。
 
次に手がけたのは『黒豆』
丹波の黒豆の新豆を購入し、しわひとつなく炊きあげる、
それが私のお正月準備のメインイベントだ。
 
こちらも長年の経験で、砂糖の加減をして作った調味液に
夕べの段階で漬け込み、
朝から火にかけ、4~5時間かけてふっくらピカピカに炊きあげる。
 
次に、毎年作るわけではないが、
今年は『栗きんとん』を作った。
 
実は栗きんとん、家族には大して人気がない。
しかし、長女の婿は栗きんとんが好物だと聞き、
ならば今年はと作ることにした。
 
我が家の栗きんとんは、栗の甘露煮を買ってきて、
衣は自分で作って、中に栗をしのばせ茶巾絞りにする。
 
衣には甘みの強いなると金時芋を使用し、クチナシの実で黄色く着色、
2度裏ごしをして、甘露煮の蜜と砂糖とで炊きあげる。
最後にハチミツをいれて照りを出すのが私流。
 
それをラップの真ん中に置いて、中央に栗を入れて包み込む。
当日の朝、和菓子のような茶巾絞りの栗きんとんは菓子器に入れて、
てっぺんに金粉を飾るつもりだ。
 
そして、本日の甘いものの最後は『ぜんざい』
 
十勝産の小豆を3時間ほど水に浸し、火にかける。
豆が柔らかく煮えてから、砂糖と少量の塩を加え、更に煮る。
 
今日1日だけでも1㎏の砂糖の袋を傾けて、
ザクザクと使ってしまったので、
何だか胸騒ぎがして、手加減するものの、
やっぱりそれなりに砂糖をいれないとぜんざいにはならない。
 
作ってみるとよく分かるが、おせち料理には大量の砂糖が使われている。
 
昔は日持ちを良くするためと、砂糖が贅沢品だったから、
お正月ぐらいは大量にとたくさん使われたらしいが、
実際に目の当たりにすると、ちょっと腰が引ける。
 
1月14日に人間ドックが予定されているのだが、
早くも暗雲が立ちこめてくる感じ・・・。
また今年も「肥満は・・・」と始まるコメントが書かれるのかもしれない。
何とか、医者からイエローカードをもらわないようにしたいものだが、
どうなりますやら。
 
ならば、作らなきゃいいし、食べなきゃいいんだけど、
そうもいかないのがお正月ということで、
せめて多少は甘み抑え目で作る年の瀬であった。
 

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