昨日6月20日で
第21回の紫陽花展が無事に終了した。
コロナ禍の中、
4月下旬に、グループLINEで今年の開催を確認し、
案内状の手配などしたが、
直接、メンバーと会ったのは
6月13日の搬入日だった。
2年ぶりの再会を祝し、
そこから1週間の展覧会の会期中も
それぞれの都合のいい日に当番を買って出て、
会場に詰めていたので、
7名の出品者とは、みなどこかでご一緒した。
しかし、メンバー同士、
会場でおしゃべりしまくるわけではないし、
お客様が見えれば接客業になるので、
今日は「打ち上げ」と称し、
ゆっくりお食事をいただきながら、
反省会というかおしゃべりをしようということになった。
場所はコロナ前まで年に2~3回は個室をとって
ミーティングをしつつランチしていた
横浜ルミネにある和食のレストランだ。
本当なら8名の会員だけど、
年齢の高い順に3名がいろいろ理由があって
欠席だったので、
若いメンバーが5名集まった。
作家としては日本画3名、油絵1名、版画1名。
年齢も50代半ばから70ちょっとまで、
若いチームとはいえ、少し開きがある。
メンバーの取りまとめ役は一応、私。
会の歴史からいうと、古いメンバー2名と
ここ数年でメンバーになった3名なので、
お互い何でも知っているというほどでもなく、
ちょうどよい距離感と新鮮味がある関係といえよう。
とはいえ、コロナのせいで
人とはなかなか会えないし、
めったに出歩かない1年半を過ごしたという点は
皆、同じなので、
12時に集合するやいなや、
堰を切ったようにおしゃべりは開始した。
「初夏御膳」をすでに予約してあったので、
メニュー選びをすることもなく、
テーマは終わったばかりの展覧会の
会期中の出来事に始まり、
ワクチンの話、オリンピックの話と
とどまることを知らない。
そして、デザートを注文し、
それがお腹に納まった頃合いで、
私たちの作品撮影をしてもらっている
フォトグラファーH氏による私のアルバムを
見てもらった。
(つまりH氏のことは全員知っている)
個展の会場で作品より食いつきの良かった例の写真集。
今日のメンバーの中では
個展に来てくださってすでに見ている方と、
初めて見る方に分かれたが、
作家ばかり5名で見る写真集の感想は
作家特有の感性が発揮され、とても面白かった。
ジャンルが違うとはいえ、全員、
ものを創る人たちなので、
「こういう作業工程の記録は撮っておくべきよね」
「この真剣な表情は仕事人の顔よね」
「たしかに玉三郎に似ているわ」
「こういう摺りの途中の段階も抽象画みたいでいいね」
「なるほどこういう風に摺るのね」などなど、
目の付け所がみな、似ている。
個展の時はどちらかというとプロフィール写真を
褒めてくださる方が多かったが、
このメンバーは断然、制作風景の感想の方が多く、
ジャンルの違う人がどんな風に制作しているのか
興味津々という感じだ。
終始、会話は途切れることなく、
帰宅後にLINEで今日の写真を送ると、
あちらからもこちらからも
「楽しかった~!美味しかった~!」と
返信が返ってきた。
その中に
今日の日を表して
「美味しい会話」と書いてくれた人がいたのだが、
正にそれだと膝を叩いた。
気の合う仲間に共通する感性と楽しい会話、
細やかな配慮と季節感を感じる美味なる食事、
それらが一体となって
「美味しい会話」は生まれる。
生で会っているからこそ得られたこの楽しい時間、
来年の紫陽花展の予約も済ませたので、
半年後、1年後もまたこんな時間が持てますように。
すっかりリフレッシュできたので、
しょうがない、
しばし別れて制作に励むとしよう。
To Be Continued !!
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