2021年7月5日月曜日

新しい発見

 







 



今日はあさイチから美容室へ行ってきた。
大体4週間に1度、
根元のヘアカラーと
前髪カットをしてもらっている。

更に3~4か月に1度、
かなり思い切って髪を切ることにしていて、
ちょうど今日は全体に髪を切る日だった。

美容室のオーナーは
いつもどおり5㎝ぐらい切るつもりでいたらしいが
「今回はレイヤーを入れて、後頭部で一度
ショートヘアのようにくびれをつくりたい」と
オーダーしてみた。

私の口から「レイヤー」という単語が出たことに
オーナーはビックリ、
かつ「美容師として腕がなる」と大喜び。

「絶対似合うと思う」と請け負ってくれた。

今までの結びたいがためのワンレンに
大胆に段をつけることになるので、
相当なイメージチェンジになるのだが、
カットし終わった段階でなかなかいい感じ。

相当毛量も減り
手櫛でかき上げればそれなりのスタイルになり、
扱いも簡単そうだ。

久々に新しいヘアスタイルになり、
新しい自分に出会えた気分だ。

帰宅すると、
生協が来た後で
注文した品物の中に
「米津玄師の    Stray Sheep」があった。

2枚目のアルバムが目下爆発的に売れているので、
今更?という感じだが、
「Lemon」が大ヒットしたあたりから
気にはなっていたがCDを買うほどには至らず、
今日になってしまった。

生協では本やCDの特集が時折あり、
その際は定価の1割引きで購入できる。

1割引きになることで、
お試し気分で求めることが出来るのだ。

最近では宮本浩次の女性歌手ばかりをカバーした
アルバム「ROMANCE」や
辻井伸行のピアノのアルバムなどを
1割引きに惹かれ注文してみた。

しかし、米津玄師はさすがに
年齢的に若いので、
ドラマの挿入歌になったりして
耳なじみのある曲はいざ知らず、
アルバムで買ってしまってどうなかと迷っている内に
月日が経ってしまった。

それがようやく今日、
手元に届いたというわけだ。

午後は新作の試摺りの2回目を行う予定だったので、
絵具を版木に載せつつ
まず、聴いてみることにした。

前奏なしに、いきなり歌詞が始まる独特のサウンド、
やや甲高い憂いを帯びた声、
言葉数の多い複雑な歌詞と
思いもかけない予想外のメロディライン。

そして、何より驚いたのは
その語彙の豊富さと豊かな感性。
それがすべて米津玄師の作詞なんだから驚きだ。

米津玄師は発達障害と聞いていたが、
その内なる感性は繊細かつ意外や大胆、
情熱的な部分も内包しつつ、
切なく細やかだ。

しかも、CDジャケットに出てくるイラストレーションは
すべて米津玄師の手になるものだと知ってはいたが、
(表紙の羊の絵しか見たことはなかった)
CDの中に出てくる何枚ものイラストの
どれもナイーブで美しこと!
そして、とても彼らしい。

曲は
全く知らなかった「デコルテ」という曲が
何とも素敵な曲で
感動ものだった。

テレビで見る米津玄師は顔を髪で覆い、
表情が見えないようにしているし、
発達障害だという先入観も手伝って、
分かりにくい若者だと決めつけていたが、
曲やイラストを通して自分をはっきり表現しているし、
それがとても魅力的だ。

ドラマのテーマ曲などですでに知っている曲だけが
いい感じなのではなく、
他の曲もすっかりファンになってしまった。

こんな風に買ったばかりのCDの初めて聴く曲が
スッと心に届くことはなかなかないので、
新しいお気に入りが出来、
凄く嬉しい。

いわゆる今どきのコード進行、
ラップのような大量の言葉の数、
そこにちりばめられた雅な言葉や
こじゃれた言い回しに
おばさんはすっかりハマってしまった。

きっと本当に才能にあふれた頭のいい人なんだと思う。

1割引きに惹かれて
ダメもとで購入して
大正解。

世代間を飛び越え、
新しい追っかけ対象が見つかった
記念すべき日になった。

ヘアスタイルも変わったし、
今日はそういう日なんだろう、きっと!























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