2021年7月18日日曜日

猛暑の過ごし方

 










二日前に
東京や神奈川に梅雨明け宣言が出されて以来、
当たり前のように32~33度という最高気温になり、
一挙に真夏がやってきた。

更にコロナの新規感染者もうなぎ上り。
神奈川でも未だかつて見たこともないような数字が
毎日、更新されている。

ワクチンを接種し終わった身としては
一安心の心地でいたのだが、
40~50代の働き盛りの重症化が目立っているなどと
聞くと、心中穏やかじゃない。

政府のワクチンに対する無策は
腹立たしいばかりだが、
そうこうするうちにオリンピックも始まろうと
している。

愛しの大谷翔平君の大活躍がひとまず
落ち着いたので、
次は、オリンピック選手の活躍を
テレビにかじりついて応援しようと思っているが…。

昨今の自分の生活は
いつものように心理カウンセリング月10~15本、
絵画教室とパティシエ学校の講師、
お茶と陶芸、
ばぁばご飯が週に1回。

そんな中に版画の制作を挟んでいく。

つい先日、無事に小品の本摺りを終えたので、
真夏は彫りの作業を進めるのが常である。

何度も書いたが、
版画の本摺りは加湿器をかけたまま、
摺っている時にクーラーを使うことが出来ないので、
真夏に行うことが難しい。

やったことがないわけではないが、
熱中症との戦いになるので、
戦いに敗れて倒れても自己責任ということになる。

しかし、彫りの作業は
クーラーを使用しながら行うことが出来る。

というわけで、本日はまず、
新作の原画を起こし、
更にはトレッシングペーパーに写して
「トレぺ原画」を作成することにした。

少し前に鎌倉で取材した写真とスケッチを元に、
方眼紙のようなマス目が印刷してある紙に
鉛筆で原画を起こす。

サイズは原画の大きさで
縦63×横47cm
私の作品としては中ぐらいの大きさである。

雨のシリーズ3作目ということで、
作品は縦長で
半分のところで場面が変わる。

上半分は鎌倉八幡様の太鼓橋、
下半分は源氏池と平家池の蓮。

違う場面をひとつの画面に収め、
上下を貫いて降る雨と
それぞれの画面に降る雨を配置し、
単なる風景画ではなくデザイン性を
高めたつもり。

今回は原画もすんなり出来たし、
体力的に集中力を要するトレぺ原画も
同じ日に作成できた。

完成時の色合いもイメージできたので、
かなり気が楽になった。

次は版木に転写することで
「版」が出来上がる。

転写は10~12版ほどあるので、
これまた集中力を要する。
今日はひとまず、この辺にして、
明日か明後日には続けてこの作業に
進もうと考えている。

後は「暑い~、やってらんねえ」と叫びながら、
米津玄師か石田組のCDをかけつつ、
時折、カルピスのソーダ割で水分補給を欠かさず、
暑い夏を彫り作業で乗り切りたいと思っている。

神奈川では急増するコロナ新規感染者に
恐れをなして、
黒岩が独自の緊急事態宣言を出すとか出さないとか、
今更、出しても出さなくても変わりゃしないが、
家でおとなしく彫りを進めるのが、
もっとも安全、かつ、建設的な過ごし方なのは
間違いない。

皆様もどうぞご自愛なさって
おくんなまんし。
(この言葉遣い、完全に米津玄師の影響だ)





















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