5月24日(火)より29日(日)まで、
神奈川県民ホールギャラリーにて、
陶芸展『卓』が始まった。
今日は初日だったので、
午前中に搬入と展示が行われ、
会員は朝9時に会場に集合した。
まずは二派に分かれ、
展示用テーブル21台をくみ上げる組と、
展示室のレイアウト・セッティング組とで、
手際よく作業が進められた。
11時半ごろには
各自のテーブルへのセッティングも終わり、
照明係がスポットライトを当て、
計26名の作品がすべて出揃った。
『卓』の展示会は2年おきだが、
昨年秋の予定がコロナで延期になったので、
2年半ぶりとなり、
その間に辞めた会員や新しい会員がいて、
作品の傾向もずいぶん違ってきた。
リタイア組のおじさんがごそっと抜け、
若い女性が増えたせいか、
イマドキのスタイリッシュな器も多く、
テーブルセッティングのセンスも上がった
気がする。
いつもは第1・3の土曜日にご一緒する
メンバーの作品しか見ていないので、
こうして他の曜日の会員の作品を見るのは
とても新鮮だ。
予定より早く展示が終わり、
1番乗りで観に来てくれるという友人との
約束にはあと1時間ほど間があったので、
外に出て、バラ園の薔薇を見に行った。
お天気はこの上ないほどの上天気。
会場から海側に出ると、
山下公園の向こうの海には氷川丸があり、
手前にはそこかしこに花が咲き乱れ、
人が大勢出て散策を楽しんでいる。
まるで絵に描いたような横浜の風景だ。
ホテル・ニューグランドの前のバラ園では
少し盛りを過ぎたとはいえ、
むせかえるほどの薔薇が咲き誇り、
初夏の日差しを浴びて輝いている。
散策の途中で友人も近くにいると分かり、
私達は合流し、
まずは大盛で美味しいと有名な
お蕎麦屋さんで腹ごしらえ。
次に肝心の陶芸展を見てもらい、
そのまた次は別腹スイーツを食べることになった。
ギャラリーの隣、神奈川県民ホールでは
今宵、JUJUのコンサートが行われると聞いていたが、
まさにJUJUのイラストがボディ一面に描かれた
トラックが裏手の出入り口に止めてあった。
JUJU当人が乗っていたわけではないだろうが、
機材やドレスなど
コンサートに必要な諸々が運び込まれたに違いない。
ついでにホテル・ニューグランドを覗いたが、
案の定、カフェはバラ散策の後に
お茶をしようとやってきた人で
溢れかえっていた。
結局、私達は元町まで歩き、
クラシックなカフェ・ラ・ミルに落ち着き、
お蕎麦で満腹だったはずのお腹に
濃厚なソフトクリームがのった珈琲フロートを
ペロリ。
こうして慌ただしくも優雅でリッチな
展覧会初日が無事に終了した。
今日、最も感じたことは
自分が「横浜に住んでいるんだな」ということ。
目に入ってきた数々の風景と
潮の香、艶やかなバラ、
きらめく海に浮かぶ大型船とベイブリッジ、
古いホテルの重厚な内装など、
それらはいつもの日常にはなかったけど、
横浜ならではの魅力に満ちていた。
そこに
住みたい街NO1の人気の秘密を見たようで、
ここにいる幸せを享受するために
もっと散策したりお茶したり
横浜を味わう時間をとろうと思った、
そんな美しい1日だった。
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