1週間、時間が経つのは本当に早い。
今週も火曜日になり「ばぁばご飯」の日になった。
今回の「ばぁばご飯」は
娘が出社だったので、孫たちは保育園だし、
ひとりで留守宅に入り込んで
自由気ままに料理するというパターンだった。
12時過ぎに到着し、ランチを済ませ、
おもむろに冷蔵庫から食材を取り出す。
必要なものを全部カウンターに出し、
冷蔵庫にメニュー表のメモを貼り、
どんな順番に作るか考える。
何種類かずつある鍋やフライパン、
ザルやボールも見えるところに出し、
どの料理にどの調理器具を使うか考える。
今回もいつものように
汁物から作ることにした。
「けんちん汁」だ。
なぜなら、切る野菜や肉の種類が多いから。
9品のリクエストの内、
3時半ぐらいまでに6品か7品作り、
そこでテレビを見るなり、お昼寝するなり
コーヒーブレイクをとる。
3人が帰宅するのは5時半なので、
4時半ぐらいから
炒め物を炒めたり、揚げ物を揚げたり
熱い方が美味しいものの仕上げに入る。
今回は家のバナナが痛みかけていたので
急遽、
バナナケーキを焼いて持ってきていたので
合計10品の豪華な食卓だ。
5時15分にはすべての料理をテーブルに並べ、
最後は写真撮影会だ。
まずは椅子の上に立ち、
俯瞰で全体像を撮る。
次に1品ずつ。
そして、最後はテーブルの周囲を回りながら、
多少、器の位置を変えたりして
しずる感のある「映え写真」を狙う。
大体、そういう時は汁物の大きな鍋は邪魔なので
それ以外の皿や大鉢を、美味しそうに見えるよう
色合いや季節感を考え、アップで撮ることが多い。
上の写真も同じように見えると思うが、
よく見ると
テーブルの周囲を回りながら撮っているので
手前にいる料理が違う。
「映え」狙いとしては
「バナナケーキ」のボリューム、
「卵の巾着」の黄色と白、
「キャロット・ラぺ」のオレンジ、
「ささみとセロリのマリネ」の季節感あたりを
どう配置すればいい感じになるか。
そんなことを考えながら
スマホを構えてテーブル越しにかがみこんで
シャッターを切っている。
なにしろ、孫たちが帰宅すると
急に賑やかになって
手や足を洗い、着替えて、
保育園であった話を聴き、
覚えたダンスを披露するなど、
映え写真を撮るどころの騒ぎではなくなる。
もちろんそれはそれで楽しいのだが、
料理はひとつの作品だと思っているオーママは
嵐がやってくる前の静けさが勝負の時。
というわけで、
ほとんど同じに見える写真も
これぞという1枚を狙って何枚も撮ったという
「ばぁばご飯」の舞台裏のお話である。
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