2026年6月2日火曜日

藝大同級生の展覧会

 



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今週、銀座のギャラリーあづまで開催中の
『らんだむラリー展Vol.19』に
行ってきた。

石井孝雄・伊東浩一・木本雅典・田中均
4人のグループ展だ。

この4氏は大昔の話になるが
東京藝大の油絵科時代の同級生だ。
油絵科は1学年が55人しかいない。
しかも、3年に上がる時、
油絵科は専攻が分かれる。
油絵・版画・技法材料・壁画の4コースだ。

人数的には油絵を選ぶ人が多いが
私のように版画を選ぶ人と
技法材料・壁画を選ぶ人もいる。

油絵の人のアトリエがある絵画棟と
版画棟は建物からして違うので
その段階で違うコースの人とは
あまり会わなくなる。

この4人は油絵コースを選び、
絵画の方向性も近かったせいか、
大学院修了後も仲良しグループだった。
今は広島・熊本2名・横浜と
日本各地に散らばって住んでいるが
この『らんだむラリー展』も19回目を迎え、
制作を続けながら定期的に開催し
生存確認をしているという。

私はこの4人のうちのひとりから
グループ展の案内状を送ってもらっているので
毎回ではないがお邪魔しているから、
彼らの作品の変遷を知っている。

私たちは卒業して45年、修了して43年経つ。
それぞれの人生は流転し、
なにかしらの教員職について生業として
生計を立てつつ、制作もして
今日に至っているらしい。

今朝、私がギャラリーを訪れた11時には
誰も作家たちはいなかったので
さらりと一巡りしてギャラリーを出ようと
した時に木本君がやってきた。
43年ぶりだ。
顔も思い出せないぐらいの変貌ぶり。
向こうも「誰?」みたいな顔をしている。

そこへ、伊東君もやってきた。
「あ、黒田さん」とこちらは
私の顔を見て、すぐに旧姓で呼んでくれた。

そうなると一気に同窓会のテンションになる。
今一度、
2階のギャラリーのテーブル席について
近況報告が始まった。

懐かしい教授陣の名前や
他の同級生の名前が飛び出し、
一挙に油絵科の人の空気感がよみがえる。
版画の人の空気感とはどこか違う。

そのうちのひとりが
精神的に病んだという話が出たので
私が版画の他に
心理カウンセラーもやっている話をすると、
すでに知っているという。

きっと案内状をくれたメンバーが
話したんだと思うが、
彼らと全くといっていいほど関りがないのに
本当に狭い世界だという気がした。

お陰で強制入院させられた時の話や
どういう状況になったのかなど
初めて聴く話は興味津々だった。

もうひとりは4人家族なのに
今はそれぞれひとり暮らしだというし、
絵描きたちはみんな絵描きであるために
いろいろ苦労が多いなぁと思う。

偶然、彼らと行き違いにならなかったお陰で
旧交を温めることが出来た。
そして、たぶん、大学時代には
1枚も一緒に撮ったことのなかった写真を撮り
名刺交換した。

今更ながら
この3人のうちの誰かが大成功したら、
この写真が画集に載るかもしれない。

その後、私は先に席を立ち、
個展のギャラリーの打ち合わせに向かった。
ふたりは広島や熊本からでは
個展に来るのは無理だろうけど、
同じ空の下で
同級生が頑張っていると応援してくれるだろう。

同級生55人の内、
すでに亡くなっている人3名
行方知らずの人10数名
きっと絵筆を折った人も同じぐらいいるだろう。

未だ制作中の者たちよ、
令和の世に
いくばくかの足跡を残し
後世に語り継がれるよう
前進あるのみ!!

あちこちきしむ体にムチ打って
がんばろう!!
おーっ!!

















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