2014年4月13日日曜日

遂に還暦

 
 
 
 
 
4月12日、遂に私も還暦の誕生日を迎えた。
昔なら、60歳というのは赤いちゃんちゃんこを着てお祝いするほど
人生60年は大きな節目であり、長生きしてきたということだろう。
 
しかし、人間のDNAは120年ぐらいは生きられるとかで
60年は言ってみれば人生の折り返し地点ともいえるのが
現代の感覚だろうか。
 
自分としてはとうてい120年も生きられるとも思っていないし、
自分の母親が59歳と11ヶ月で亡くなっている事実を思えば、
この誕生日が人生の折り返し地点だなどとは考えにくい。
 
それでも、大きな節目の年であることには違いないので、
来年4月には個展をセッティングし、還暦に際し感じたこと考えたことを作品にして
発表しようとしている。
 
期せずして、その前に還暦直前の個展が先月実現し、
新作を含め、これまでを振り返るようなミニ回顧展ができたことは意義深かったし、
ありがたいことだと感じている。
 
さて、この節目の誕生日、家族はいろいろ考えて、記念日としての演出をしてくれた。
 
娘達ふたりでプレゼントの品を
ダンナがディナーのセッティングをして
ドンピシャの当日に誕生日会を開いてくれることになった。
(通常、土曜日も仕事の次女は仕事場から駆けつけてくれた)
 
プレゼントにはきれいな色のバッグをと一応リクエストしたが、
案外難しい注文だったようで、
結局、自分で下見してこれはと思ったバッグをいくつか長女に見てもらい、
相談の末、
まったく方向違いのスワロフスキーのペンダントに落ちついた。
 
やっぱり流行や季節に関係なく
向こう10年は愛用できるものとなるとバッグではなかったということになる。
 
次女も「そういうのは身につけるものがいいんじゃない?」という意見だったようで
いつのまにか娘達の方が大人な考え方になっているのかも。
 
ディナーの場所もあれこれ候補が出て、予算の都合などもあるだろうからと
横浜スカイビルの最上階の『ミクニ』を提案し、長女が予約をいれていたのに
急にダンナの発案で六本木のリッツカールトンのメインダイニングに決まった。
 
人の誕生日をにぎにぎしく祝うことに消極的だったダンナにしては
嬉しい誤算で
リッツカールトンの地上45階からの夜景は幻想的で
目の前に東京タワーと少し遠くにスカイツリーの両方が見え、
都会の夜を満喫した。
 
更にリッツカールトンのサービスは噂に違わず行き届いており
どのお料理もスパイスが効いて、上質な素材を生かしたおいしい料理だった。
最後のデザートプレートの他に誕生日のろうそくとネーム入りのスイーツも届いて
記念日の夜の最後を飾った。
 
さあ、これで、遂に私も60代に突入。
母の背中を追い越した今、
新たな境地で1日1日を大切に生きていこうと思う。


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