朝からピカピカの上天気。
「ようやく春が来た~!」って感じに、気温も上がりそうな気配。
先週、あまりの寒さに花粉症にも関わらず、鼻風邪もひくという
ダブルパンチに見舞われていた私だったが、
今日は家にいてはお天道様のバチが当たると思うような天気なので、
急遽、三浦海岸までお花見に行くことにした。
もちろん、マスクにサングラスという重装備なので、
かなり怪しげな恰好ではあるが、
花粉の最前線に突入するためには仕方あるまい。
実は先週、三浦海岸の河津桜が見頃だという情報を聞きつけ、
友人にお誘いメールをしたところ、
「同じことを考えてたのね。実は昨日、主人と行ってきちゃったの。
もう葉っぱが出始めているから、早めに行かれた方がいいわよ」と返信が来た。
その次の日、冷たい雨が降ったので、桜の花ももはやこれまでと
観に行く気は失せていたのだが、
この上天気、桜は姥桜になっていたとしても、お散歩日和間違いなしと思い、
ひとりで出掛けることにしたのだ。
同じことを考える人は多かったようで、
京急線の快特三崎口行きに乗っていた人は全員三浦海岸で降りたかと思うほど
ごっそり、三浦海岸駅に降り立った。
そして、地図を見るまでもなく、ゾロゾロと続く人波に乗って
小松ヶ池公園に向かって歩いて行った。
確かに河津桜はとうに盛りを過ぎてはいたが、
それでも桜と菜の花という春ならではの色のコントラストは十分美しく、
つかんと晴れた真っ青な空の青に映えていた。
京急では「みさきまぐろ切符」なるお得なチケットを販売していて、
電車やバス、提携店でのまぐろ料理、レジャー施設の利用の3点セットを
格安料金で提供している。
しかし、ひとりでホテルの立ち寄り温泉に入るのも寂しいので、
今日は普通にPASUMOで電車に乗り、
三浦海岸駅近辺のお寿司屋さんで、ランチすることにした。
隣の若いカップルは「みさきまぐろ切符」で、特別ランチを食べていたので、
見るともなく見てみると、確かにお得感はありそうなので、
また、日を改めて誰かを誘おうかなと思った。
私は写真の握り4貫といくら丼とおつゆというセットを注文し、
こっそり最後に駅前の出店で買った桜餅を、バッグから取りだし、いただいた。
いずれも美味しく、日本の春を目で楽しみ、舌で味わった。
のどかな半日を過ごし、帰りの電車に乗ると
目の前に並んで座っている8人の内、6人がマスクをしていることに気づいた。
しかも、全員スマホを出していじっている。
6人は老若男女いるのに、顔の半分がマスクで隠れていて
しかもうつむいているので、みんな同じ顔に見える。
急に前列の人達が「つむつむ」の顔に見えてきて、
マスクマンが次々上から降ってくるような錯覚にとらわれた。
何だか、変な風景。
かくいう自分も反対側の席に座って、マスクをしているから、
人のことは言えないんだけど、
「どんだけみんな花粉症なんだよ」とひとり突っ込みを入れながら、
電車に揺られていた。
今日は3月3日。
ひなまつり。
我が家に小さな女の子がいないせいで、
ここ数年、春はすっかり花粉の季節というイメージになっちゃったけど、
今日は季節を堪能した佳き日になったのでした。
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