紫陽花展の初日を迎えた。
展覧会の初日にはオープニングパーティが開かれることが多いのだが、
我が紫陽花展も今までの17回、毎年、お客様を迎えて
オープニングパーティを行ってきた。
最初10年はその時のギャラリーがケイタリングの業者に料理を頼んで、
飲み物なども用意してくれていた。
次の5年間は、別のギャラリーで、最初はやはりケイタリング業者にお願いした。
しかし、値段をかけた割りには大したことない料理を前に、
2年目からは女流画家展らしく、自分達で料理も作ろうということになった。
今のギャラリーに移って2回目の今年も、パーティ料理は自力で作ることにした。
例年、カナッペ数種とくるみとオリーブのサラダ担当のKさん、
いつもはキッシュとピクルス担当の私。
そこに美味しいと評判の唐揚げ屋さんの唐揚げと
フルーツ盛り合わせ。
そして、奈良の吉野から取り寄せている柿の葉寿司。
これがここ数年の定番メニューだった。
私もアツアツのキッシュをパーティの時間に合わせて焼き、車で運んできて
みんなに食べてもらっていた。
しかし、今年はその定番のキッシュとピクルスを取りやめ、
小アジの南蛮漬けと、枝豆入りはんぺんバーグを作ることにした。
専用の駐車場がないギャラリーなので、車で来ることが出来ないのが最大の理由だ。
小アジの南蛮漬けなら、前日から作ることが出来、冷やして食べる料理だ。
作るのがめんどくさい料理なので、
分かる人には分かってもらえるだろうし、
ビールやワインにも合う。
もう1品の枝豆入りはんぺんバーグもしかり。
常温で大丈夫なものだし、ビールやワインにもOKだ。
初出しの評判は上々でメンバーもお客様もお気に召した様子なので、
来年も作ることが決定。
オープニングパーティの料理が美味しいし豪華という声は
今年もいただいたので、この展覧会のひとつの特徴として定着したようだ。
今年から参加の新メンバーも鶏手羽中の甘辛焼や
ショウガの砂糖漬、伊達巻など、自慢の一品を作ってきてくれ、
オープニングの食卓に色を添えてくれた。
新規メンバーにとっては、途中参加で今までのグループの様子見の1回目だし、
私達旧メンバーにとっては、これまで培ってきた紫陽花展のやり方に
新メンバーはなじんでくれるかなと心配な1回目だったが、
どうやらすんなり溶け込んでくれたようだ。
前回でこのグループ展を卒業した3名も来てくれ、
和やかに新生紫陽花展はスタートした。
大きな節目の年の初日を終え、
何だかとてもホッとした。
同じグループが17年も続くのは珍しいことらしいので、
新体制でもうあと数年は少なくとも頑張ろうと、思いを新たにしたところだ。
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