2019年1月11日金曜日

1月はエゴグラムをとる

 
 
松も明け、今週からいよいよ日常の業務が戻ってきた。
今年初のシポリンワークだの、絵画教室だの心理カウンセリングだの・・・。
 
心理カウンセリングのセッションでは、
毎年1月に行っている『エゴグラム』を実施。
 
エゴグラムとは性格テストのようなもので、
50問の問いかけに瞬時に○か×か△かをつける。
その合計点で現在の心理状況や
元々もっている性格の傾向などを知ることができるというものだ。
 
このテストは私のところでカウンセリングを受けるようになってから
半年ぐらいは経っているクライアントさんにだけ行われる。
 
だから、すでにどんなご性格か、どんな行動の特徴があるか、
ある程度分かった上で実施されることになる。
 
50問の設問にパッパッと答えただけで、
そんなに特徴が露わになったり、人と差が出るのかと思うかもしれないが、
これが案外、如実にその人の人となりを浮かび上がらせる。
 
夕べのクライアントさんは高校生の息子さんとの関係に悩んでいたが、
ここ半年の悩みは他のところにあった。
 
会社での人間関係に悩んでいたのだ。
 
私は認知行動療法を主軸にカウンセリングを行っているので、
その理論を理解し、実践することで、
会社での人間関係は好転してきていた。
 
しかし、このメソッドは自宅に帰って、
子どもに対しては使えないと思っていたようで、
いつのまにか親子であるという特別な関係に引きずられてしまったようだ。
 
彼女のエゴグラムの結果は父性性が非常に高く、
母性性が低いというものだった。
 
それがカウンセラーの私見ということではなく、
はっきり数字に表れ、表に示されることで、
彼女のショックは否めないだろうが、逆に問題がクリアになったと言える。
 
1年の計は元旦にあり
 
昔は(今も?)元旦の朝に、親は子どもに「今年の目標は何か」と聞いたり、
大人も「今年はどんな年にしたいか」などと考えた。
 
初詣にいった人が手を合わせて願うことはこういうことだろう。
 
私も自分のエゴグラムを年の初めにとって、
今の心理状態を知り、
今年の動き方を考えたりする。
 
性格そのものは変わらなくても、
心の持ちようみたいなもの、ものの捉え方などは、
年ごとに少し変化する。
 
定期的にエゴグラムをとると、そんな変化が読み取れることがある。
それを他人事のように眺めながら、
自分と相談するのだ。
 
まだまだ明日のクライアントさんも月曜日のクライアントさんにも
エゴグラムをとってもらうつもりだが、
おみくじよりは具体性のある今年の運勢を導き出せるのではと思っている。
 
私のカウンセラーとしての今年は
『来る者は拒まず、去る者は追わず。
誰かの「今日、ここへ来て良かった」の言葉を歓びに、
誰かのために母性性を発揮できれば』と思っている。

0 件のコメント:

コメントを投稿