元旦の日の午後は、親族が集まってくる。
親世代が存命中は、ダンナの実家に集合していたが、
亡くなってからは長男である我が家で新年の顔合わせをし、
料理は長男の嫁の私が準備するという形に落ちついた。
ダンナの実家に持ち寄り形式だった時より、
私としては全部任されて好きに作る方が楽しいし、気が楽なのだ。
親族会に何を作るか、
12月の初めぐらいから考え初め、
あーだこーだとメニューをいじり、
時には試しに作ってみたりすることが好きなのである。
今回は1歳半の孫娘から74歳までと、年齢の幅が広いので、
どの年代の好みにも合う献立が必要だった。
孫娘は食べむらはあるものの、基本食べることが好きなので、
毎週、長女宅で作っているメニューから、
「枝豆入りはんぺんバーグ」と「ミートソースグラタン」を。
だいぶ年を重ねて、くどいものは嫌がりそうなじじチームのために
「ぶり大根」と「聖護院かぶらと京人参のなます」「手まり寿司」を用意した。
あとはパーティらしい華やかさのあるものがいいと思ったので、
「キャロット・ラペ」「鯛のカルパッチョ」「八角風味焼き豚と煮玉子」など、
洋風・中華風と
シャンペンやワインが進む味のものを取りそろえた。
他に「キッシュ」と「ガトー・ショコラ」など、
十八番メニューも入れて、
「私、失敗しないので・・・」と手堅く脇を固めることにした。
いつも作り過ぎだとダンナに文句を言われるのだが、
今回はむら食いチビ助が、大人も目を見張る大食いだったし、
案外、大人9人も頑張って食べてくれたので、
ほどよく残って、次の日の朝食にチンして食べられたのでよかった。
ここ何年もお正月の料理作りが、楽しみでもあり、
頭痛の種でもあったので、
今年も無事に乗り切り、今一番ホッとしているところだ。
「孫は来て良し、帰って良し」ということわざがあるが、
本当にチビ助ひとりがいるだけで、みんなが笑顔になるし、
振り回されてクタクタにもなる。
3日の昼、長女家族も次女も一気に帰宅し、
家が急に静かになった。
布団を片付けたり、シーツやパジャマを洗ったりしながら、
やれやれ孫が来るという新しい形の正月行事が終わったんだなと、
安堵感に包まれながら、
お茶とお持たせの小笹最中の甘さが体に染みた。
明日からは日常が戻ってくる。
2019年はどんな年になるだろう。
新しい元号は?
平成最後の半年は?
年賀状には
「猪突猛進?!ではなく、制作と趣味とばぁばの
バランス重視でいこうと思います」と書いた。
自分の体と心のバランスをとりながら、
楽しい1年になりますようにと願っている。
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