来年4月の個展に向け、
最終の制作段階に入った。
つまり、会場の大きさに対して、
どの作品を合計何点展示するか、
メインのコンセプトをどうのような内容にするかと
いうようなことを決定し、
残り何点制作するか考え、行動するということだ。
前回、5年前の個展は
折しも還暦を迎え、
人生の大きな転換点に立ち
考えたことをメインテーマに据えた。
そのことから言うと、
初孫が生まれたことで、
時が三層になって流れていると感じたことを
メインテーマに据えるのが
ふさわしいのではと思っている。
そうなると案内状に使う作品も決まってくるのだが、
最近摺った新作も捨てがたく、
目下、思案中だ。
残りの制作点数は
小品を4点。
お土産サイズを2点と、
よく作るもう少し大きいサイズを2点。
いずれも、それぞれ、対の作品だ。
昨日、日中に以前作った原画を
版木に転写し、
今日から、少しずつ彫りをスタートさせた。
昨日の夜はお茶のお社中との忘年会だったので、
今朝、彫り台に向かって作業している間にも、
ピンポンピンポンと
「夕べは楽しかったね~」のお礼のメールが届いた。
その中に「次なる予定を立てるため、
皆さんの生まれ年をおしえてください」という内容があり、
それに対して、
次々と惜しげもなくカミングアウトのメールが戻って来た。
もちろん私も自分の生まれ年をメールしたわけだが・・・。
そこで、すごくおもしろいことが判明した。
そのメールを発信したメンバーは
酉年(とりどし)生まれだったが、
返信した5人の内、
3人が午年(うまどし)
2人が寅年(とらどし)という
偏りぶりが分かったのだ。
もちろん、ひとくちに午年といっても
60代50代40代の3世代に分かれているし、
寅年も60代と40代なので、二回り違う。
それにしても、
馬対虎の大型動物対決、
メンバーの雰囲気や性格を考え合わせると、
このノリのいいお社中を表しているようで可笑しい。
ひとつの家族やひとつのグループに
3人同じ干支の人がいるのは
とても吉兆だと聞いたことがある。
きっとこのお社中もそんなメンバーの集まりに違いない。
(もうひとり寅年生まれがいたら無敵だ)
(いや強すぎて収集がつかないかも・・・)
自分の個展のコンセプトも
「時が三層に流れている」ことにしようと思っているが、
今、深く関わっているお茶のお社中にも、
同じように何層かの時の流れを感じ、
何だか嬉しくなった。
来年は「ねずみ年」
年女は身近にはいないようだが、
さて、どんな年になりますやら。
年の瀬に入り、
そろそろ来年に思いを馳せている今日この頃である。
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