個展が終わって、早1か月近く経つ。
事後処理が1週間ぐらいあり、
月末になり、ゴールデンウィークに入り、
弓削瓢柑のコンフィチュールを
大量に作った。
その間にコロナの状況はどんどん悪くなって、
東京は緊急事態宣言を出すに至った。
住んでいるのは神奈川県だが、
横浜もマンボウが出ているので、
気分は緊急事態宣言が出ているのと
大して変わらない。
それが今日から5月月末まで延長になった。
このコロナ禍を打破するのは
ワクチンしかないと言われているのに、
接種券が届いても予約の電話がつながらず、
全国でトラブルが発生。
横浜もご多聞にもれず、
ネットも電話もつながらないばかりか、
老人も6月いっぱい予約が取れないことがわかった。
どうなるニッポン。
個人的には
弓削瓢柑のコンフィチュールをおすそわけするのに、
全国各地に宅急便を出したり
ご自宅にお届けしたりで忙しい。
パティシエ学校の非常勤講師として
就職対策講座も始まったし、
心理カウンセラーの需要もそこそこある。
週に1回のばぁばご飯も
ゴールデンウィーク以外は再開したので、
火曜日は孫の家のキッチンに立っている。
そんなこんなで1日延ばしになっていたのが、
版画の新作に取り掛かるという問題。
個展が無事に終わって気が抜けたというのも
あるが、
何と言っても重い腰が上がらない理由は
新作は新シリーズでいこうと決めていたからだ。
時計草と木目と紙風船と。
相当数の作品を
このモチーフを使って制作してきた。
それをそのまま踏襲するのはいかがなものか。
新しいシリーズを始めるには
個展という大きな区切りは
絶好のチャンス。
しかし、次なるシリーズは
作品コンセプトがあって初めて始められるのだ。
このコロナで一向に出口の見えない世の中。
そんな中でも無事にふたりの孫は誕生し、
順調に成長している。
その喜びはすでに作品化した。
では次は何がテーマなのか。
それを悶々と考えていたせいで、
ついつい時間がずるずると経ってしまったというわけだ。
あ~あ~。
いつまでこの沈鬱な感じが続くのか。
心に雨が降っているようで、
ぱあっと晴れないなぁ。
と、そんな今の世の中の気分を
「雨」というモチーフを使って表現してみた。
昨年、コロナを扱った時は
わけのわからない何かが覆いかぶさるような感じを
箱の中に閉じこもって
恐れているというイメージで作品にした。
1年経つと
コロナ慣れというわけではないが、
正しく恐れ、新しい生活という捉え方には
なってきた。
ただ、鬱陶しさはぬぐい切れず、
雨の日のような憂うつな気分の毎日だ。
雨の日は雨の日で楽しまないとと
思ってはいるが、
心が晴れやかになるのはいつなのか、
そんな気分をシリーズにすることにした。
シリーズだからといって何点出来るか
かいもく見当もつかないが、
とりあえず2点の原画をおこしてみた。
6月半ばの紫陽花展、
今年は開催の方向だけど、
本当にどうなることやら。
2点の内、
1点は展覧会に間に合うかどうか、
それまた、心のお天気次第なのかもしれない。
私のところにはまだ来ていないが、
ワクチンの接種券がきても
うまく予約が取れなければ、
心理的にどしゃ降りになる可能性は高い。
ヤレヤレ。
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