新しく作ったホームページ(以後HP)が
つい最近、公開された。
”キミィ・メンタル・サプリ”という屋号の
心理カウンセリングルームのHPだ。
私が心理カウンセラーの資格を取ったのは
東日本大震災があった年の前の年、
2010年の秋だったから、かれこれ11年が経つ。
とはいえ、資格を取って
最初のHPを作って公開したからと言っても
最初のクライアントさんが
カウンセリングを申し込んできたのは
それから何か月もしてからだった。
医院のようなものを開院したわけでもなく、
病院や学校に勤務したわけでもない、
何の経験もない心理カウンセラーが出したHPなんて、
誰も信用してくれるはずもないわけで…。
あてもなくただHPを誰か見て連絡をくれるのを
待っていたあの頃。
今思えば、
どこにそんな自信があったのか。
(自信などあるはずもない)
あの時の同期の卒業生で
個人でカウンセラーになり得たのは私だけだと思うので、
みんな、そうやって
ただ単に資格を取って終わったか、
学校のカウンセラーあたりに落ち着いたか。
ともあれ、私は病院に勤務といった選択肢は
考えていなかったので、
ぼんやり予約申し込みのクライアントさんを
待っていた。
最初のHPは、共に心理学を学んでいた人で
HPの制作もできるというデザイナーの女性に頼んで
10数万円でHPと名刺とパンフレットを作ってもらった。
HPなんてそういう値段なんだと思っていた。
しかし、クライアントさんが連絡してくるのが先か、
HP制作会社の人が連絡してくるのが先かの
タイミングで、最初のHPを見た営業さんから、
「もっとちゃんとSEO対策したいいHPを
作りませんか」と電話がかかってきた。
そこから今日まで
私のHP制作会社の営業との攻防が始まった。
今まで何人かの営業さんと会い、話を聴き、
この10年で、この後、HPを2回
新しく作り直している。
当時はまだスマホが普及しておらず、
検索はパソコンが使われていたから、
スマホ対応のものだけ更に途中で追加制作もした。
2度、100万単位で資金を投下し、
ここまできたが、
今も集客することの難しさを痛感している。
全然、HPに使ったお金と
クライアントさんの数との勘定が合わないが、
それでも
10年の間にカウンセラーとしての自信は
着実についている。
こうしてHPを公開していると
2週に1度ぐらいかもっとの割で
HP制作会社の営業から電話はかかってくるのを、
いかにかわすかに磨きはかかっているつもりだ。
もちろんすでにHPは持っていたが、
今回、名古屋の大手の制作会社の営業に
のってみることにした。
こちらの要望をすべて取り入れ、
尚且つ、
プロのSEO対策を施しつつ、
パッケージにはめ込むのではなく、
1からHPを作ってくれるという。
(意外とパッケージにはめ込むタイプが多い)
新しいHPには
いままで培った知識やスキル、
新たに行っているスキーマ療法についてなど、
専門的な文章も盛り込んで、
自分らしいHPが作ってみたくなったのだ。
通っている美容室のHPが素敵なので、
ヘアカラーしてもらいながら
いろいろ聞いてみると、
なんと500万円ぐらいかかったという。
それに比べれば3分の1以下なので、
決して安くはないが、
比較的、良心的だったのではないかと
理解している。
出来は大いに気に入っていて、
「医療とエステの間」みたいなイメージの画面、
テーマカラーは「マゼンタ=赤紫」という
注文に始まり、
長時間のZOOM会議の末、
1か月ぐらいの時間をかけてできあがってきた。
そこから何度か大きな修正、小さな修正を加え、
この度、ようやく公開にこぎつけた。
Googleが認知するのに1か月はかかるらしいので
反応が出るのを楽しみに、
オーナーは週1か2の頻度で
ブログを更新しなければならない。
さて、反応はいかに。
私の整体の先生は
集客率は「ホットペッパー」が一番優秀と
教えてくれたが、
心理カウンセリングを「ホットペッパー」や
「たべろぐ」に載せるわけにはいかないので、
このHPに賭けるしかない。
やれやれ、クライアントさんに来ていただくには
莫大な広告宣伝費がかかるという
個人事業主の悲しさよ。
雇われの身なら
そんなことを心配することもない。
しかし、こうして自分の要望を全面的に取り入れ、
思い通りに仕上がったHPが出来たのは
とても嬉しいものだ。
心理カウンセリングルームを開業して10年、
今は2店目の新規店舗を出店し、
内装が素敵に出来がったといった気分だ。
後は開店祝いに
「悩める乙女」に来ていただくだけである。
(当方、女性限定カウンセリングルームである)
はーい、カスタマー~!ではなく
いらっしゃいませ、クライアント~!!
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