2023年5月18日木曜日

目黒雅叙園「大正ロマン」展

 

























5月中旬だというのに30℃を越えた今日、
目黒雅叙園の百段階段の展覧会
「大正ロマン~文豪が誘う
ノスタルジックの世界」に行ってきた。

ひと月ほど前にFaceBookで繋がっている友人が
この展覧会に着物を着て行ってきたと
記事をアップしていた。

即「私も行きたい」と思い、
自分で着物が着られる友人を誘っていこうと考え、
陶芸工房の友人に声をかけてみた。

その友人とは少し前までは
一緒の時間に作陶するだけの仲だったが、
最近は一緒に飲みに行ったり、
笠間の火祭りに行ったりと
急速にプライベートでもご一緒することが
増えている。
(個展にはご夫婦で来てくださった)

「大正ロマン」展は
ただ観に行くだけではつまらないので
自分も大正ロマン風の着物が着たいし、
もちろん目黒まで行くからには
ランチもいただきたい。

そう考えた私はイタリアンレストラン
「CANOVIANO」のランチと
「大正ロマン」展がセットになっている
コースを見つけ、迷わず予約した。

まさかひと月前には
5月中旬に気温が30℃を越すとは予想だにせず、
晴れてほしいなぐらいに考えていた。

着ていく着物は私が持っている着物の中で
もっとも大正ロマン的な柄の紬の訪問着。
柄の大きな花は桐の花か?
色合いが少し紫がかったブルーで
なぜか全体にノスタルジックと感じている
初おろしの袷の着物だ。

帯は昨年、新潟展で購入したきはだやさんの
両面全通の夏帯。
今回は着物に同調させたいので
なるべく明るい水色の部分がお太鼓にでるよう
工夫して着ることにした。

そして、着物で出る時は晴れますようにと
願いを込めた。

そしたら、晴れ女二人組は予想のはるか上を行く
猛暑でピカピカの晴れを引き当て、
びっくり。

ゴールデンウィークの笠間の火祭りの時同様
(友人はその時の友人だ)
雲ひとつない晴天の中、
袷の着物に日傘をさして目黒駅を目指した。

私は
記憶にないほど目黒雅叙園は久しぶりだったので、
駅前からのシャトルバスは大助かり。

「CANOVIANO」のお料理も
特別珍しい内容ではないものの
食材や調味料にこだわって丁寧に作られていることが
よくわかる美味しいお料理だった。

食後はいよいよ豪華絢爛なエレベーターで2階に。
有名な百段階段の20段に一部屋ぐらいの割で
奥に拡がる部屋に入り、
大正時代に活躍した文豪の著書から
イメージした各部屋を巡り歩く方式だ。

各部屋ごとに趣向が凝らされ、
単に大正ロマンの頃の流行というだけでなく、
その文豪の著作の世界観が広がっているので、
怪しげな青い部屋や文筆活動をしていた部屋、
医務室やカフェなど
当時使われていた道具や家具や小物類などもあって
とても興味深かった。

ところどころで写真を撮れるスペースもあり、
ここぞとばかり私はポーズをとり
友人は何枚も写真を撮らされたので、
それが初めての友人は、私のこのスタイルに
いささか面食らったかもしれない。

しかし、元来ノリのいい友人はすぐに慣れ
最後のエレベーターの中では
偶然、二人きりになれたので、
「今なら撮れる撮れる」とはしゃいでいたので
このパターンの遊びに今後もつきあってくれそうだ。

先週はあまりに忙しく、
せっかく久しぶりに会った友人とも
写真を撮り忘れるなど残念な部分もあった。

でも、今日は暑さにも負けず、
涼しい顔してたくさん写真も撮れ、
イタリアンランチも大正ロマンの展示も
存分に楽しむことができた。

やはりいくつになっても「映え」は大切。

遊びにもすこしは余裕をもって
その企画を着るものひとつからこだわって
都度都度、エンジョイすることが肝要だ!
















































0 件のコメント:

コメントを投稿