2023年5月21日日曜日

陶芸 ネームプレートの削り

 








14日の日曜日、陶芸のの講習会で作った
ネームプレートが半乾きになったので、
通常の作陶日の20日の土曜日に削ることにした。

このネームプレートは7mm厚の陶板を
2枚重ねた形で
まず1枚の陶板にデザインした
アウトラインを削り出し、
それをプレーンな陶板と重ね素焼きをする。

穴になっている部分に色のついた瓶を
金づちで砕いてガラス片を埋め、
本焼きをすることでガラスが溶けだし
釉薬の役目をしてステンドグラスのように
なるというもの。

今回の作業はそのアウトラインの部分を削り
なるべくシャープなラインを残すことにある。

上手な人は最初の工程で
くり抜いた時に
エッジの効いた粘土のラインができるのだが
私も含め、みんな初めての体験だったので
余計な粘土がいっぱい残っている。

それをチコチコ削るのが
今回のミッションなのだが、
これがけっこうチマチマした作業で
肩が凝る。

3時間半の作業時間の内、
2時間もネームプレートの削りにかかってしまい
いささか同じ作業に飽きてきた。

その後、前回の作陶日に造った2つの器の
高台を削り、
とにかく今日中にやらなければと思っていた
削りの作業が終了した。

削った器とネームプレートは
所定の台に置いておけば、
順番に先生が素焼きの工程に移してくださる。

本当はこの焼きの工程こそ
時間も手間もかかる工程なのに
その手前のところで
プチプチ文句を言っているのだから
いい気なもんだ(と先生は思っているだろう)

幸い、我が家は、20日から28日まで
ダンナが北海道に自転車のツーリングに行って
留守なので、
ひとりをいいことに
夕方5時の制限時間いっぱいまで作業できる。

時計を見たら、あと小1時間あったので、
思い切って粘土を2つ購入し、
取り急ぎ菊練りを始めた。

陶芸の作業で削りの作業は
言わばきれいに手直しする裏方仕事だ。

やはり粘土をよく菊練りして、
新しい器を造ることにこそ
陶芸の醍醐味がある。

私はチマチマした作業の反動か
ふたつの粘土全部(1,6㎏)を使って
大皿が造りたくなった。

手びねりのろくろからはみ出るような
大きな器は「コシ」といって
大皿の角度が変わるあたりが一番難しい。

粘土の柔らかさと厚みとのかねあいで
ややもするとダレて器が落ちてきてしまう。

しかし、土と会話しながら、
落ちない最低限の厚みまで伸ばし、
ダレて来ないギリギリを責めつつ
なるべく大きくする。

結果、直径30㎝を少し超える
リムのついた大皿ができあがった。
(リムとはヘリのこと)

そして、リムの一部をくり抜き、
シリーズ化して造っているねじりんぼうを
ドべというゆるい粘土で固定した。

3時間半のうち、2時間半は
チマチマ作業だったので、
一気に「でかい」器を造って
気分は晴れやかだ。

ついでに一緒に作陶していた友人も
旦那さんが飲み会で、
その日が誕生日だというのに
ひとりご飯だというから、
帰り道、インド人のやっているカレー屋さんで
誕生日の祝杯を上げつつ、
お腹いっぱいタンドリーチキンのコースを
堪能した。

あ~、独り身は楽ちんだ!
あ~、力仕事の後のご飯はなんて美味しい!

ずーっとずーっと続けばいいのに。
と、世の中の奥様は思っているはずだ。













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