今日から日曜日まで、
いつも通っている陶芸工房で
陶器のチャリティバザールが開かれている。
こどもホスピスに入院中の子供たちに
役立ててもらうことが目的のバザーなので、
売上金は全額、病院に寄付される。
工房では数か月前から、告知され、
私達工房の会員も自分の作品で
売ってもいいものを持ち寄り、
会員の有志が価格を決めた。
昨日の夕方からセッティングを行い、
今朝から工房はバザー会場に変貌し、
会員が交代で売り子になるという段取りだ。
私は残念ながら、価格決めも
セッティングも参加できず、
今日の午後のお当番だけお手伝いする
ことになった。
まずは私達会員も何か買うことで
寄付に貢献できるので、
到着してすぐに、会場の器を見て回った。
工房の中も表も所狭しと器が並び、
上手に歩かないと、つい引っかけてしまうほど
テーブルからあふれんばかりだ。
先生が作陶した独特の紺色の釉薬のもの、
葉っぱを押し付けて模様を作ったたたら作りのもの、
5個組で創られた小鉢など、
先生の作品なのに情け容赦なく
とてもお安い値段がついている。
当然、他の会員のものも
100円200円に始まり、
どんなに高くても2000円どまりなので、
市価の9割引きぐらいといっていい。
私もいくつかは作品を持ち込んだのだが、
同じような価格設定で大放出だ。
どれか気に入ったものがあればと思って
会場を見渡すと、
一番奥のテーブルに
「このテーブルはバザーの主旨に賛同した方の
作品です」という張り紙と共に
友人の後輩の陶芸家の作品を見つけた。
少し前に友人がリュック一杯に詰め込んで、
寄付してもらったと聞いていた器たちだ。
工房では見かけない釉薬と肌合いなので、
とても新鮮な感じがした。
何と言ってもプロの創ったものなので、
精度も高い。
しかも同じように情け容赦なく安い値段だ。
私は迷いなくその方のシリーズから
ドレッシング入れと、豆皿と
足つきのお皿を選んだ。
こうしてまずは私も寄付するという名目の元、
気に入った器をキープし、
お当番に任についた。
工房の外で呼び込みのお姉さんをやりつつ、
訪ねてきてくれた方に声をかけ、
お決まりの品を新聞紙に包んで渡す。
それなりの数のお客さんが来てくれ
皆さん、あれこれ手に取り、
いくつかずつ器を購入し、
嬉しそうに帰っていった。
正にゴールデンウィークに友人と行った
笠間の火祭りという陶芸市を思い出す。
場所が鶴見市場という駅にほど近い
国道沿いの人気のない工房なのが
少し残念だが、
ご近所の方や会員の友達など
たくさんの方が見にきてくれるといいなと思う。
今日は徐々に暑くなって
2時過ぎには真夏日レベルの33℃になったので
さすがにぶらりと出歩く感じではなかった。
あと数日、
もうちょっと涼しくなって
「何かいいものないか、見に行こうかな」という
お天気になってほしいと願うばかりだ。
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