照り付ける日差しの強さが半端ない今日。
気温は相変わらずの35℃越えの猛暑日。
陶芸工房の友人と連れ立って、
ふぐの専門店がやっている
「うなぎとふぐの夏御膳」を食べに出かけた。
通常はふぐの専門店ゆえに
我が家でもこの店を利用するのはもっぱら冬だ。
ふぐと言えば、鍋、
鍋と言えば、冬になりがちなので、
お店側もそのあたりのことを考え、
うなぎとのコラボレーションで
夏にもふぐを食べてもらおうという魂胆か。
うなぎ専門店に比べ、
かなりお値ごろ価格での提供だったので、
試してみることにした。
夏場になると、
うなぎを食べたくなる日本人が多いが、
折しも、今年の7月、
土用の丑の日、
街はうなぎ狂騒曲に湧いた。
私もそろそろ…とは思ったが、
あまりに大騒ぎなので、
ちょっと腰が引けて見送ったところ、
この土用の丑の日のうなぎ弁当で、
なんと最寄り駅のデパートに入っている
うなぎの老舗料理店が
150人を超える食中毒患者を出し、
全国ニュースをにぎわせた。
内90代のおじいさんが亡くなったとか。
私の最寄り駅を知っている友人が何人か
「まさか食べてないでしょうね」と
心配して声をかけてくれた。
幸い、私は見送ったおかげで
この大騒ぎには巻き込まれなかったが、
なんで生ものでもないうなぎで
こんなに大勢の食中毒???
お弁当を詰める人がビニールの手袋を
していなかったとか、
その日忙しすぎて、手順を踏まなかったとか
原因はいろいろ言われているが、
釈然としない。
そんな訳で騒ぎもやや収まった今日、
料理屋さんで今年初のうな重をいただくことに。
まずは、ゆずハイボールで乾杯し、
つきだしのふぐの皮の湯引きをつまむ。
次に、ふぐのてっさ。
その次は、ふぐのから揚げ。
メインにうな重と肝吸い。
〆はピーナッツのアイスクリーム。
ここの店は養殖のふぐを九州で自社開発し、
関東にチェーン展開している。
関西圏に住んでいる人にしてみれば
養殖のふぐなんてと思われるかもしれないが
ここのふぐは天然物と遜色なく美味しいと
私は勝手に思っている。
この店でうなぎは初めていただいたが、
あんまり甘くないたれと、分厚く柔らかい身で
十分なボリュームだった。
友人曰く、
7月に来た時より、
今日の方がうなぎの身が厚くて大きいとか。
やはり土用の丑の日ドンピシャより、
少し外した方がいいのかもしれない。
私達は食べる口としゃべる口を忙しく動かし、
時折、ゆずハイボールがのど越し爽やかに
染みわたる。
日本の夏 ここにあり!
美味礼賛!!
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