2024年8月16日金曜日

ブランド沼にハマってみた

 





夏のセールもいよいよ最終盤、
どこも「ファイナルセール」の鐘が鳴っている。

5月の始め、
最寄り駅のデパートで見つけたサングラスが
ずっと気になっていた。

私にとってサングラスというアイテムは
コロナ禍だった数年を除いて
生活の必需品で
1年中、表に出る時にはかけていることが多い。

以前、赤道直下のシンガポールに住んでいたり、
喧騒の街・香港に住んでいたこともあり、
強い日差しを避けるためにも
ファッションアイテムとしても
サングラスは必須のアイテムだ。

そんな私が今年のシーズン初めに
「これ!」と思ったサングラスに
出会えたのだが、
値段を見て、ちょっとビビった。

フェラガモのサングラス 42,900円(税込)

今までもブランドのサングラスは
何回か購入しているが、
4万円台はなかった。
せいぜい2万円台だったと記憶している。

円安の影響か、
世界的物価高、輸送コストの値上がりなど
高騰の要因はいくつか考えられるが、
平たく言ってサングラスに4万円強は
ちと財布に痛い。

しばらく様子をみることにし、
夏のセールで2割引きくらいにはなると
踏んでいた。

そして、6月下旬、
いよいよサマーセールの期間の到来だ。

カウンセリングで最寄り駅に行くたびに
その機会を狙って
店内にそのサングラスがまだあることを
チェックしていたが
いつまで経ってもフェラガモだけ
値下げをする気配がない。

7月、店員さんに
「これって、もう少し待てば安くなりますかね」
と訊いてみると
「フェラガモは最後まで安くはならないと
思います。たぶん8月いっぱいまでで、
売れ残れば撤収されると思います」という
答えが返ってきた。

「そうなのか。どうする、どうする…」と
いつになく優柔不断になりながら、
一縷の望みをかけて、お盆まで待ってみた。

私はブランドには全くといっていいほど
興味がない。
気に入った物がたまたまブランドものだった
だけのことである。

着物に関しては
ときおり「きもの沼」にハマることがあると
自覚はある。
その時はウン十万のこともしばしばだ。

しかし、ブランドものに関しては
もう少し冷静さを保つことが出来ていると
自負している。

最後の最後まで迷っていたが、
脳ドックの検査結果がよかったことを受けて
最後に「悪魔のささやき」が
「そんなに気に入っているなら買っちゃえば」
と、耳元でそそのかしてきた。

これで、8月31日まで待って
次の日にショーケースから姿を消していたら
どう思うかと想像をめぐらし、
検査結果良好のご褒美???に
「えいやっ」と購入することにした。

普段、何でも即決型の私にしては
ずいぶん時間がかかった買い物だが、
まあ、そんなこともある。

「結局、買うんか~い!」と
突っ込まれそうだが、
時にはブランド沼にハマることもあるという
おそまつ!!







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