7月末、夕飯の後に一瞬、意識が飛んで
倒れたのを機に
脳のMRIと脳波の検査をすることになった。
今年の6~7月、
カウンセリングで長時間椅子に座っていた後、
次の予約を取ろうと立ち上がった時や、
宅急便が来たので
椅子からいきなり立ち上がった時、
パティシエ学校の授業の始業ベルが鳴って
階段を2階分、駆け上がった後などに、
何回か、
起立性の立ち眩みに襲われることがあった。
かかりつけの内科の医師によれば、
自律神経の動きが
実際の体の動きについていけてないからだと
説明され、
とにかくいきなり立ち上がったり
急に振り向いたりするのは辞めておこうと
思っていた。
せっかちだし、俊敏に動けると思っていても、
気持ちと体が一致しなくなってきたかと、
ちょっと寂しく思っていた。
そんな7月末の夕飯の後、
ダンナとふたり、ご飯を終え、
食器を片づけようと立ち上がった時、
頭の中の血が引けるような感じに襲われた。
その瞬間「あっ、来る」と思ったが、
ふらつく程度ですんで、シンクに食器を置き、
テーブルの席に戻った時、
いきなり意識が飛んでその場に倒れた。
倒れた時におでこをテレビ台に打ったので
痛みで意識はすぐ戻ったが、
目の前で見ていたダンナは驚いたらしく
「酔ってんのか!?」
と、言って、その場で立ち上がった。
(抱きかかえたわけではない)
350mlのビール一缶で酔うわけもないが、
心配しているにしては
あまりに冷たい言い方だと思うが、
初めて倒れた私を見て、相当驚いたようだ。
「お前は頭がおかしいんだから、
だましだましいないで、一度大きな病院で
よく診てもらえ」というダンナの鶴の一声で、
内科の医師に紹介状を書いてもらい、
地域の大きな脳の専門病院に行くことになった。
「頭がおかしいんだから」という言い方も
失礼極まりないと思うが、
彼一流の言い回しと心得ているので
「はいはい、分かりましたよ」と
倒れた次の日には内科に行って
事の経緯を説明した。
10年以上前にも、頭頂部の一部に
ビキビキと痛みが走り、
それを機に紹介状を書いてもらって
脳と頸部のMRIをここで撮ったことがある。
その時も内科の医師は
「脳表面の痛みは脳の大きな病気の予兆では
ないとは思いますけど、
一度、保険を使って検査してみましょう」と
言ってくれた。
今回も同じ医師に倒れた時の状況を説明すると
何も言わず紹介状を書いてくれた。
(夕食+ビール一缶と書き添えて)
お盆の前後だったせいもあるのか、
大きな病院の予約はあんがいすぐに取れ、
まずは脳神経内科で診てもらうことに。
「大きな病気が隠れているといけないので。
紹介状は私が頼んで書いてもらいました」と
言うと
「主旨は分かりました」と
安心のための受診だと理解してくれた。
どこの先生も優しい!
日を改め
脳と頸部のMRI、
てんかんだといけないので脳波の検査も
することになった。
2回目の受診日、検査のみが行われた。
脳と頸部のMRIは20分ぐらい
ガンガン音のするドームの中で
体を固定された状態で行われ、
脳波の検査は波形を採るクリップを
何十個も頭と手の甲につけ
1時間ほどかかって検査した。
これを正面きって脳ドックでするとなると
かなり高額の検査になるだろう。
ここでの検査費用は1万円ほどだった。
そして、今日の午前中、
検査結果を聴きに病院を再訪した。
病院は
「横浜市立脳卒中・神経脊髄センター」といい
あまりにあからさまなネーミングに驚くが、
この付近では脳梗塞や脳溢血かもしれないと
なると、ここに運ばれる可能性が高い。
実際、3日共
受診している間に、
救急車が何台も到着していた。
結論でいうと、
脳には全く問題なし。
委縮もなく、梗塞もなし。
血管も詰まっているところも瘤もなし。
脳波もいたって正常。
「眠い時の脳波が出ていますけど、
検査中、眠かったですか」と訊かれ
「寝てもいいですよと言われたので、
リラックスしてました」と答えた。
こうして無事に
年齢より若い脳だと証明された!!
ダンナは「頭がおかしいんだから」というし
長女は「きっと血がドロドロなんだから
もっと歩いて痩せないと…」と
クソみそな言い方で心配してくれた。
しかし、もう少し痩せるかどうか問題は
別として、
目下、頭の脳みそと血管には何の問題もなく、
若々しいことが判明し、
心の底から安心した次第である。
(食後の立ち眩みは、一時、低血圧に
なったためだろうとの説明だった)
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