だいぶ前から上映されていることは
分かっていたが
食指が動かなかった映画を
なぜか観ておかなければという思いに駆られ
観に行ってきた。
『ウィキッド ふたりの魔女』
おなじみのミュージカル
『ウィキッド』の映画実写版である。
主人公は
まだ本当の強さを知らない
後の”悪い魔女”エルファバ
と
まだ本当の優しさを知らない
後の善の魔女グリンダ
のふたりだ。
エルファバは緑色の肌をもって生まれたせいで
父親から疎まれ
周囲の偏見の目に苦しみながら成長する。
エルファバは足の悪い妹の世話係として
シズ大学の入学式に付き添うよう言われたが
そこで思わぬ魔力を発揮し、
校長のミセス・モリブルのススメで
一緒に入学することになる。
その時、同じ部屋のルームメイトになったのが
おキャンで皆の人気者のグリンダだ。
この役をアリアナ・グランデがやっていて
超可愛い!
ふたりは生い立ちも性格も
見た目も正反対。
最初は反発しあうが徐々にお互いにいいところに
気づき、友情を深めていく。
エルファバは自分では制御できないが
怒りの感情を持つと
魔法の力が湧いてきて
物を壊したり吹き飛ばしたりできる。
それをうまくコントロールさえできれば
優秀な魔女になると
校長先生はエルファバを見込んでいる。
一方、グリンダは女の子としての魅力を
たくさん兼ね備えていて
ピンクがテーマカラーで
お洋服から小物から部屋の内装まで
すべてがガーリーなピンク色だ。
暗い性格になってしまったエルファバと
明るく女子の武器を振り回すグリンダ。
ファンタジー映画なのだが
そのCGのクオリティの高さは目を見張る。
豪華なセットや衣装も贅を尽くしている上、
映画としてはとても長い約3時間の超大作。
予告編などでそのあたりのことは
知っていたけれど今日まで観なかったのは
何となく童話のような物語だろうと
決めつけて、魅力を感じなかったから。
しかし、なぜか今頃になって
いやいや待てよという気持ちが湧いてきて
そろそろ終わっちゃうかもと検索してみた。
案の定、最寄り駅の映画館で
英語版で観ようとすると
朝の8時30分から11時25分という回しかない。
映画館に朝の8時半に行くって
なかなかの早さだと思ったが
もはやノーチョイスだ。
幸い歩いて15分のところにあるので
頑張って行くことにした。
案の定、広い4スタはほぼ貸し切り状態、
一番後列のど真ん中で鑑賞した。
しかも、予感的中、
物語の最後、
エルファバは魔女になる決心をするのだが
そのきっかけが
「自分軸をみつけた」から。
魔法の杖が降りてきて
エルファバの足元に転がった時、
エルファバは意を決してそれを手に取った。
追っ手から逃げようとお城の最上階へと
駆け上るふたり。
でも、一緒に行くかとエルファバに聞かれ
グリンダは行かないことを告げる。
そこでグリンダも『自分軸』に従って
大きな決断をしたのだ。
そこでふたりは別々の道を選択する。
今、私が執筆している本のテーマは
「『自分軸』を大切にする」だ。
正にそのテーマは
「ウィキッド ふたりの魔女」の
テーマでもあったのだ。
その後、なぜ、ふたりは別の道を進み
悪い魔女と善の魔女になるかは
2025年秋に上映されるPert2で
解き明かされるらしいが、
Pert1では若いふたりが本当の自分に気づき
新しい1歩を踏み出すところまでが描かれている。
目下、ことあるごとに
これ本に使えるかもという目で
世の中を見渡している私としては
この映画は
恰好の素材だったというわけだ。
実際に本の中に盛り込めるか否かは別にして
ファンタジーだからと軽く見ないで
ちゃんと重たいテーマを内包していることに
気づけて良かったと思っている。
だからこそアカデミー賞に
何部門もノミネートされているのだろう。
この3時間の超大作、
テーマの重要性はもちろんのこと、
ミュージカルの舞台とは違う
映像美やCG技術が堪能できたので、
見逃さなくてよかったと思った1作である。
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