6月6日は私たちの結婚記念日だ。
それはカレンダーの予定を書き込む
1ヵ月前ぐらいには分かってはいた。
しかし、もはや何周年の記念日かさえ
思い出せないぐらい時は経った。
私の個人的な事情でいえば、
今年は個展イヤーだし、
6月7日、そう明日は孫1号の誕生会だし、
明くる8日からは紫陽花展も始まる。
6日は土曜日でも,新患のクライアントさんの
予約が入っていた。
夕方には展覧会に出品予定の作品を
業者さんが取りにくる。
来週の予定を考えると
買い出しも今日中にしておかないと…。
そんなことを考えていたら、
すっかり結婚記念日であることを忘れていた。
これまで、我が家は
毎年、家族の誕生日や結婚記念日は
外食したり旅行したりと
それなりに祝ってきた。
(母の日、父の日は完全にスルーだが)
結婚20周年の時は
まだ学生だった娘たちが計画して
高級フレンチのディナーをセットして
ご馳走してもらった。
レストラン側も娘が用意した手紙を渡され
サービスでハンカチまで用意してくれた。
(手紙を読んで泣いた時ように)
30周年の時も大きなバラの花束を用意した。
それぞれの誕生日、
とりわけ5の倍数の節目の誕生日は
子ども達も巻き込んでお祝いしてきたが…。
いやはや
歳をとるということはこういうことか。
今年は何もする気がおきない。
娘の歳を考えると45周年の記念の年なのに
それも数えないと思い出せないほどだ。
45周年を検索すると
「サファイヤ婚式」だとか。
しかし、世の中の旦那様が妻に
記念にサファイヤの指輪を贈るなんていう
時代はとうに終わり、
毎日、値上げの話ばかりで
どこのスーパーの卵が安いかが問題だ。
昔、最初についたお茶の先生が、
金婚式を迎えられ
盛大なお祝いの会を催された。
その時はまだ大学生だったので
結婚して50年目を迎えられるなんて
本当にすごいことだと思ったが、
あと5年でその周年記念がくると考えると
人生は案外、短い。
今日はスーパーでみつけた
「あいなめ」をかごにいれた。
塩焼きなのか、トマトソースをかけるのか。
大量にあるキャベツで「コールスロー」と
他には久しぶりに「生ひじき」で煮物を、
「もずく」で酢の物をと考えるうちに
すっかり和食寄りの献立になってしまった。
決して結婚記念日らしくないメニューなのは
分かっているが、
いつものようにフレンチディナーを作る
気分になれなかった。
やれやれ
これも歳のせい?
時代の空気?
夫婦の問題?
よく分からないが
「一応、結婚記念日のご飯ね」と
ダンナには伝えた。
「え?そうなの?」みたいな顔をして
ダンナは白ワインを抜栓した。
私はビールなのでそれぞれだ。
ケーキは明日、孫1号の誕生会で食べるので
今夜のところは
「生麩の麩饅頭」をデザートに。
終始一貫、和食の「サファイヤ婚」だった。
いつも通りの土曜日が
粛々と過ぎていく。







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