1月31日から、長女が孫を連れて、実家に泊まりに来ている。
目下、もうすぐ8ヶ月になろうとしている孫は1ヶ月見ないと急速に進化していた。
生後半年を機に始まった離乳食は、最初は本当にスプーン1さじのお粥から。
1日1回、そんな少量のお粥を食べても、何の腹の足しにもなるまいと、
「我が娘もそんなもんだったかしら」と見ていたが、
今回は1日2回、結構な量を食べるようになっていた。
前回、我が家に来た時は、
安納芋や紅はるかのねっとりした焼き芋がお気に入りで、
「さすがに女子やねぇ」と思ったが、
今回はお粥にさつまいもを足した芋がゆや、
お粥にかつおぶしと青のりを足したものをメインに、
パクパク一生懸命に食べている。
他にはバナナも大好きだし、みかんはちょっと酸っぱそうだけど、まあまあ食べるし、
昨夜はゆで卵の黄身もクリアした。
卵はアレルギーがあるといけないので、黄身から始めて、
白身へとと段階を経て、様子を見るらしい。
今は情報が多いから、若いママさん達はママ友との情報交換や
行政のママさん教室、ネット、雑誌などを駆使して、
初めての子育てに取り組んでいる。
私など、初めての子育ては異国の地だったし、
ママ友がすぐ近くにいたわけでもなく、まして自分の母親は日本だし、
情報が豊富にあったわけでもないのに、よく頑張ったと今更ながらに思う。
しかし、助けになったのは、3人の子育てを経験していたアランさんという
お手伝いさんに、毎日4時間来てもらっていたこと。
彼女のお陰でベビーを置いて出掛け、息抜きも出来たし、
掃除洗濯も、時には食事作りも、
ベビーシッターも頼んでいた。
もう、忘れているが、母親としての知恵も教えてもらっていたんだと思う。
今回の3泊4日の娘達親子お泊まりは、
ママの息抜き、孫の成長ぶりのお披露目もあるが、
もうひとつの目的は我が家のひな人形をチェックすることにあった。
来月の3日は、志帆にとっての初節句。
嫁側の親としてはひな人形を用意しなければならない。
その昔、異国の地で初節句を迎えた、志帆の母親、つまり長女のために、
日本からの船便で、私の実家から大きなひな人形が送られて来た。
「七段飾りは勘弁して」とお願いして、お内裏様だけにしてもらったのだが、
それでも、金屏風やらぼんぼり、台座なども含めて、
びっくりするほど大きな荷物が届いたことを、昨日のことのように思い出す。
そのおひな様を飾って、いろいろ料理を並べ、お隣さんご夫婦をお呼びして、
お祝いをしたのは、長女が生後5ヶ月の時だ。
10月生まれの長女に対し、志帆はもう少し早く生まれているので、
生後約9ヶ月になるところで初節句ということになる。
幸い、ひな人形はきれいに保存できていたので、新しく買うことなく、
このまま長女達の自宅に持ち帰り、初節句を迎えることが出来そうだ。
こうしてブログをアップしている時も膝の上にいる志帆の柔肌を感じるとき、
つくづく、時は流れ、娘が娘によく似た娘を産み、
輪廻転生、命のバトンが次世代へと受け継がれていく幸せを感じる。
4月になって、娘が仕事に復帰し、志帆を保育園で預かってもらうようになると、
こんな風に、ウィークデーに泊まりがけで遊びに来ることも出来なくなる。
次会うときは、何でも口に入れてしまう志帆はもういないのかもしれない。
そう思うと、この一瞬が宝物のように思えてくる。
膝の上で、オーママの大事な名刺をベロベロにしながら遊んでいる志帆は
今、この瞬間のこの時だけなんだと思ったら、
思わず、ぎゅっと抱きしめ、ほっぺをスリスリしたばぁばなのであった。
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