ゴールデンウィーク3日目、
2日目の昨日はお天気もよく、次女と午前中から出歩いていたので、
今日は夜ご飯に出掛けることにして、日中は家で静かに過ごすことになった。
クロアチアの旅行でご一緒した松山のみかん農家さんから、
写真とともに10キロのみかん箱が届いていた。
さほどお話もしなかったのに、こんなにたくさんのおみかんを送っていただいてと、
恐縮するばかりだ。
さっそく、いただくことにしたのだが、
中身は見たこともない形のみかんで「弓削瓢柑」というらしい。
電話では「オレンジピールみたいなものにするための品種だから、
クロアチアで売ってたオレンジピールやレモンピールみたいにして食べて」と
いうことだったが、
いかにしてオレンジピールは作るのやら・・・。
いただいたはいいが、結構、荷が重かった。
しかし、次女に相談すると、スマホでいろいろ作り方を検索してくれ、
「弓削瓢柑」の由来も調べてくれた。
台湾からきた品種で瀬戸内海の弓削島に細々と残っていた品種で、
瓢箪みたいな形の柑橘ということで、「弓削瓢柑」という名称になったらしい。
実のお味はさっぱりしていてザボン系。
皮が厚いので、やはり、マーマレードやオレンジピールなど、
皮を活かす食べ方が正解のようだ。
そこで、大量にある弓削瓢柑を4つずつ使って、3種類のものを作ることにした。
「マーマレード」「オレンジピール」「オランジェ」である。
朝10時、苦みを取るためにゆでこぼす作業から始まり、
ふたりで手分けして段取りよく3種類の作業工程を進めていった。
しかし、何度もゆでこぼしたり、
砂糖を大量投入して煮詰めたり、
オーブンで弱い火を入れながらじっくりドライにしたり、
湯煎で溶かしたチョコレートをコーティングしたり・・・と、
気づけば夕方の6時過ぎ。
1日のほとんどをキッチンに立ったまま過ごしたことになる。
お陰様で、マーマレード3瓶と
オレンジピールのチョコレートがけとオランジェが大量に出来上がった。
これをGODIVAで買ったらウン万円かも・・・。
お味も初めてとは思えない美味しさ!
上出来だ。
まだ、チョコレートをからめて冷め切らないうちに、出掛ける時間になったので、
慌てて次女の分だけ保冷剤を敷いて、化粧箱に詰め、
予約番号191番の「Hungry Tiger」に急いだ。
横浜でハンバーグとステーキといったら、保土ヶ谷のここだ。
子供達がまだ小さい頃から、よく週末に家族で食べに来た。
前回来たのは、早6年前ぐらいになるので、相当、久しぶりだが、
以前と変わらない美味しさとサービスで大満足だ。
1日中、みかんが煮える甘い香りに包まれていて、食傷気味だったはずが、
目の前でジュージュー音を立てて焼けるステーキとハンバーグを見たら、
俄然、食欲が湧いてきた。
3人共、ペロリと平らげ、
その後、次女は横浜駅から帰っていった。
こうして、ゴールデンウィーク前半は無事、過ぎていった。