2018年4月15日日曜日

クロアチア紀行Ⅲ ~橙色に輝く街~

 
 
 
 
 
 
 
クロアチアを一躍有名にしたのは、この橙色に輝く街の写真だろう。
 
「旅行パンフレットに載ったこの美しい町並みを一度は観てみたい」
そう思った人が、ここ数年、クロアチアに押し寄せている。
 
クロアチアは元ユーゴスラビア、
20数年前、内戦があり、その後、国は6つに分かれて独立した。
 
そのひとつがクロアチアで、この街はドブロヴニク。
世界遺産の認定が始まった初期の頃に旧市街が登録されたが、
内戦によって、街は80%壊滅状態になり、
危機に瀕した世界遺産と呼ばれていた。
 
しかし、そこから屋根や外壁を修復し、立派に復活を遂げ、
今では世界中の人が一度は行ってみたいと憧れる街になった。
 
中世にできた街は2重の城壁に囲まれており、
2キロ強の城壁の中を1周しながら、街を見下ろし散策することが出来る。
 
また、スルジ山という近くの山にロープウェイで登り、
山の上から街を一望することも出来る。
 
私達が選んだ旅程には、ドブロヴニク観光が2日にわたって組まれており、
初日は街の中を歩いて主な場所を見聞し、
その後、全員でロープウェイで山に登り、希望者はガイドさんと一緒に歩いて下る。
そんなきついのは嫌という人はロープウェイで下る。
 
2日目は全員、朝イチで街に出て、城壁の中に入るチケットを受け取り、自由行動。
お昼前に希望者は船着場に集合し、船で沖に出て、海から街を観ることが出来た。
 
そして、ランチの後は再び、自由行動になり、
街で買い物をする人と、アグリツーリズム体験にいく人に分かれた。
 
私達は「何でもやってみよう」を合い言葉に、
1日目は歩いて下山、2日目は船とアグリツーリズム体験を選択。
 
平場はもちろん、山の上からも海からも城壁からもドブロヴニクを堪能した。
 
堪能したという意味は単に景色を観たというだけではない。
 
1日目と2日目でテイストの違う服装をして、
とりわけ旧市街の街の色に映えるように色に留意し、
モデルポーズを随所で決め、写真を撮った。
 
買い物に関しては、街で有名な宝飾店で、
クロアチアの「ボタン」と呼ばれるデザインのペンダントトップと、
同じく名産の珊瑚とを組み合わせたネックレスを購入。
 
私は「もしかしたら買うかも」と思い、白いTシャツを中に着ていったので、
その場でしていたネックレスを外し、
珊瑚のネックレスに付け替えた。
 
それを身につけているのが最後の横向きの写真である。
 
すっかりその写真を撮る頃には、
まるで女優がCMのポスター撮りに来ているかのような勘違いぶり。
 
まあ、旅の恥はかき捨てということでお許しいただこう。
 
Kさんのスイッチも徐々に入り、
私達はどれだけドブロヴニクでポージングした写真を撮ったか分からない。
それがふたりの旅行の主たる目的で、
通常はそこまで写真好きじゃないけど、「ふたりで海外に来た時だけは別」
みたいなことになっている。
 
というわけで、城壁巡りも人の1,5倍ぐらいの時間をかけ、
光の具合、構図、表情、ポーズなど、いろいろ注文をつけつつ、
楽しい写真撮影会は延々と続いたのであった。
 
あ~、楽しかった!!
 

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