2018年5月29日火曜日

病児の子育て支援

 
 
 
 
 
 
毎週火曜日に行っている『孫のための子育て支援』の日がやってきた。
 
午後イチにカウンセリングが入っていたので、
2時半に最寄り駅を出て、
まず、娘の住む街のスーパーに寄り今日の献立に必要なものを買い揃え、
娘の家に向かった。
 
本日のお題は、「先週のカリフラワーのグラタンが気に入ったみたいなので、
今日はポテトグラタンをお願い」というのと、
「志帆が急に手づかみで何でも食べたがるようになったので、
卵焼きを入れて欲しい」というリクエストが来ていた。
 
先週はこちらが差し出すスプーンからおとなしく食べていて、
もっと欲しいと催促したり、前屈みになってお口が迎えに来たりはしたが、
そんなに最初から手づかみじゃなくては食べないなんてことはなかった。
 
ただ、最後の方にはレンコン入りミートボールを手づかみにして
食べてはいたが・・・。
 
他に「先週買ったのに使わなかった生タラと、
冷凍庫に入れてあった生サケも使って欲しい」という要望が来た。
 
先週末、自分の家で大量に作ったロールキャベツも挽肉料理なので、
きっと志帆も食べられると思い、
家からジップロップに入れ持ち歩いていたので、
今日はだいぶ品数が多くなってしまった。
 
ナスの煮浸しとにんじんのグラッセも、手づかみアイテムとしていいだろう。
 
そう思って、いろいろ作ってふたりの帰りを待っていたのだが、
いつもの時間のすこし前、娘からメールが来た。
「志帆さん、発熱で保育園から呼び出しがあったから、医者に寄るかも」と。
 
え~っ、発熱?!
また、何か保育園で移されたか?
この間は胃腸炎になって、何度も吐いたとか・・・。
 
そうこうする内に帰ってきたが、やっぱり、体が熱く、ご機嫌が悪い。
 
駅前の小児科に診察券を入れてきたので、先にご飯を食べさせるという。
 
発熱でも食欲はあるのか?
今日の保育日誌には
「昼食は完食、食後のデザートの夏みかんはお友達の分も食べてくれました」
と、ある。
 
どうも熱が出たのは夕方になってからのようだ。
 
食卓に備え付けのベビーチェアに座らせると、
いきなり目の前の自分のお皿に手を伸ばし、
にんじんのグラッセをつかみ、口に運んだ。
 
娘は未だににんじん嫌いだが、孫は全然平気の様子だ。
 
次にロールキャベツもざく切りにしてあるのだが、
こちらのスプーンからではなく、手づかみのものをほおばっている。
 
ポテトグラタンも難なくクリアし、ガンガン手でつかんでは口に運ぶ。
 
しかし、海苔を渦巻き状に巻いた卵焼きは何が気に入らないのか分からないが、
断固、拒否。
 
黒い色のものが入っているのが不気味なのか?
 
「志帆ちゃん、お手々でつかめるでしょ」と水を向けても
イヤイヤをして、食べようとしない。
 
その内、食べ飽きたのか、両手でお皿自体を持ちあげ、
ちゃぶ台返しをしようとする。
 
置いてあった大人用スプーンを振り回す。
 
更に、ロールキャベツの汁のしたたる肉団子をポイと床に捨てた。
 
「あーっ!!」
娘も私もつい大きな声を出した。
 
一瞬ビックリして「ギャー!!」と泣き叫ぶ志帆。
頭から汗を拭きだし、ベビーチェアから落っこちそうになって泣き叫んでいる。
 
1週間でこの変わり様はなんだ?
何なんだ、この悪ガキぶりは。
成長したのか、
発熱のせいか。
鼻水が詰まって、息苦しいからか。
 
あの食べること大好きで、ご機嫌さんで食べ続ける可愛いシポリンはいずこ?
 
スペインのおみやげに買ってきたポップなTシャツを、
写真撮影用にと朝から着せてくれているのに、
それどころじゃないぐずりようだ。
 
まあまあ、子育てはこんなもの。
いつもいつもご機嫌さんなわけじゃない。
分かっちゃいるけど、子育ての現実は大変だ。
 
こんな風に保育園からいろいろもらってきては、
休んだり、医者にかかったりしながら、少しずつ成長していくのだろう。
 
夜7時半、私が娘の家を辞してすぐに、志帆は寝てしまったという。
 
どうか、明日は元気で保育園に行けますように。
ばぁばに出来ること週に1回のご飯作りと祈ることぐらいだ。

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